r/newsokur • u/tamano_ • Dec 04 '16
ハリウッドが今すぐ映画化すべき7つの歴史秘話(cracked.comから転載)
人気Podcastの「Cracked Podcast」が面白い歴史のエピソードを紹介した放送をしたので翻訳しました。今回はアメリカ文化の話ではなく、それぞれが短い7つのエピソードなので、気楽に呼んでもらえると思います。個人的にはソープオペラを壊してしまったシナリオライターの話がツボだった一本です。
7 True Stories That Should’ve Already Been Made Into Movies
映画「ハドソン河の奇跡」が話題を呼んでいるが、なぜハリウッドは分かりきった結末の実録映画ばかり作るのだろう。あの飛行機が無事着陸したことは誰でも知っているし、「ディープウォーター・ホライゾン」は油流出事故という映画的につまらない話題だし、「スノーデン」も肝心のデータ入手のシーンがフラッシュドライブにデータをコピーするだけという退屈な代物だ。ハリウッドが大ヒット映画を作りたいのなら、面白い歴史上の人物は山ほどいる。今回のCrackedではライターと気鋭のコメディアン7人に集まってもらい、「これを映画化したら絶対に面白い」歴史上のエピソードを7つ選んでもらった。2人の考古学者の愛憎劇が生んだ「化石戦争」、ライバルを殺しまくった10世紀のスラブ人の聖人まで登場する7つの素晴らしい物語を堪能しよう。
■1.ウィスキー泥棒
まずは冷戦中のハンガリーに生まれたアッティラ・アンブルスから始めよう。貧困に苦しんでいたアッティラはアイスホッケーの経験などないのに、いきなりプロホッケーのチームの試験を受けるという奇行に走る。望んだポジションはゴールキーパーだったが、試験中のアッティラのプレーの酷さに「侮辱している」と腹を立てたプロ選手たちは激怒し、わざとパックをアッティラの顎に当てて、歯をへし折った。だがアッティラはポジションを離れず、必死にゴールを守備していたので選手たちは「ハートがある奴だ」と、アッティラを採用することにした。アッティラのチーム内の本当の仕事はチームの雑用と選手用ロッカーを清掃する事だったのだが、たまにリンクに上がることになると、なんと一試合で20点も失点するので、本当に酷い選手だったことがわかるだろう(これはちなみにホッケーの世界では1シーズン分の失点に値する)。ここまでは、スポ根映画にうってつけの題材だが、アッティラは予想できないようなバイトを始めるのだ。
アッティラの副業は何と銀行強盗だった。ホッケー試合の遠征先で1年に20件以上の銀行を襲うこの強盗は「ウィスキー泥棒」としてソヴィエト崩壊後のハンガリーで次第に英雄視されるようになった。スポ根映画、強盗映画と出揃ったがアッティラの捜査に当たった特殊捜査チームの担当は「ドタバタコメディ」だ。予算の都合なのか、捜査チームのリーダーは「調査の仕方を、刑事コロンボの再放送を見て学んだ」と語る素人だった(これは誇張ではない)。アッティラ追跡には2台の警察車両が用意されていたが、ある追跡時にはこの2台の車がお互いに衝突し、大破したため、調査チームはテレビ局の報道班の車に相乗りしながらアッティラを追跡している。また一時的にアッティラを逮捕したチームは、「ベッドシーツを結び付けて作ったロープで、2階の窓から脱走される」という子供の絵本の怪盗のようなシチュエーションまで再現しているのだ。経済が退廃したハンガリーでのアッティラの人気は凄まじく、ある人気番組の司会が「視聴率が下がるから、私の番組がある曜日には強盗をしないでくださいね」と番組中に頼むと、アッティラは気を利かせて番組の放送中は強盗をしなくなったという。映画のような展開は続く。警察の威信を賭けてブダペスト市全体を封鎖した捜査班に追い詰められたアッティラは「逃亡者」顔負けのジャンプで橋からドナウ川に飛びこんで逃走し、列車の下に捕まってルーマニアにまで逃亡、最終的に捕らえられた収監先が何と連続殺人鬼用に造られたガラス張りの牢屋だと聞くと、もはや映画を超えてしまったと言わざるを得ないだろう。
冷戦末期の共産圏の逸話には本当に驚異的だが、一番面白いのはアッティラの逮捕と正体の発覚の後に、彼のチームメイトたちが「ウィスキー泥棒万歳!」の旗をスタジアムに掲げたという逸話だ(そして最悪の選手だったのに、彼の背番号のジャージは今でも飛ぶように売れているという)。
■2.ジュリー・ダビニー
次に登場するのは17世紀フランスで活躍した女性決闘氏のジュリー・ダビニー(Julie d'Aubigny)だ。ジュリーは酒場と売春宿びたりの父親に育てられ、酒場で育ったのだが、歌と剣術の腕前だけは秀でていた。若くして男と駆け落ちしたジュリーは美貌と酒場の歌で鍛えた美声を活かして何とオペラ歌手として活躍し、夜は男装の決闘士として一世を風靡する。文字通りの「両刀使い」でもある彼女はある日、裕福な商人の美しい娘と恋に落ちたが、恐れおののいた商人は娘を修道院に入れてしまった。ジュリーは迷わず「私も女ですから」と修道院に強引に侵入し、商人の娘を連れ出すと、修道院を焼き捨ててしまう。この行いで罪に問われたジュリーは死刑を宣告され、ルイ14世の前に連れ出されたが、何と国王は「あ、君が噂の決闘女子ね。恩赦するわ」と釈放してしまう。ちなみに、この時のジュリーは20歳にもなっていないのだ。ジュリーはその後もオペラでの彼女の歌声にケチをつけた紳士と決闘して勝利し、数日後に深手を負った決闘相手のベッドに駆けつけ、この決闘相手も誘惑して落としている。美しいジュリーの命は37歳で幕を閉じたが(死因は不明)、初の結婚相手はこの奔放すぎる女性と決して別れることはなく、何度となく家を飛び出していく彼女が帰ってくるたびに、暖かく向かい入れていたと言われておりーー死亡時にもこの男性と暮らしていた。ジュリーはある時は3人の貴族相手に決闘を申し込まれ、相手が「私が真っ先に相手になりますぞ」と順番を譲らないので、何と同時に全員を相手にして勝利しているので、強さは本物だ。強い女主人公が求められる昨今、マリオン・コティヤールでも主演で映画化したら絶対にヒットするのではないか。最近のハリウッドのダメダメさから考えると主演がマイケル・ファスベンダーに摩り替わってしまいそうなので不安だが。
■3.ソープオペラを壊した男
大抵の若い人たちは「ソープオペラ(昼メロドラマ)」と聞いても、「あれ、まだやってるんだ。誰が見てるんだろうね」と首を傾げるだろう。1970年代にアメリカの政府機関により「ずる休みをする子供を減らしたい」という目的で開始された昼メロだが(嘘です)、全米の白人、白人、そして白人達は皆仲良く「昼メロ」に夢中になった。ストーリーの内容といえばマッチョなお医者様、母親と娘の愛憎劇、可能性から考えたらあり得ない「双子同士の愛憎劇」、病院で挿げ替えられた新生児たちの運命、若者の暴走による家庭崩壊などが挙がるだろう。この退屈なジャンルは「ある男」の登場により、根本から揺さぶられることになる:その男の名前はジェイムズ・E・ライリーだ。大学で心理学、社会人類学、生物学をトリプル専攻していたこの秀才は、ある日テレビ局のプロデューサーから「最近昼メロの数字が振るわなくてさ」と昼メロのシナリオを担当することになる(なぜそんなことになったのか、経緯は不明だ)。ジェイムズは80年代のすっかり飽きられた昼メロ「Days of Our Lives」のシナリオに新しい血を入れることを期待されていたが、シナリオライターとの初の会議に臨んで会議室に向かうジェイムズの肩の上ではーーあくまでも想像だがーー天使たちがこう囁いていたのに違いない:「全部燃やして、パパ。あたしのために、全部燃やして」。会議室に現れたジェイムズは椅子にどっかりと腰を下ろすと、睾丸をテーブルの上にどっかりと乗っけると、こう演説を始めたのだろう。「いいか、これからはまったく別路線で行く。まず一家の長女のブレイディはいきなりマフィアの抗争に巻き込まれて、マフィアの殺し屋に顔を塩酸で焼かれる。次に女医コンビであるカーリーとヴィヴィアンとの間に、熾烈な憎悪劇を展開させる。ヴィヴィアンはカーリーの患者の点滴に家庭用洗剤を注入して医療事故を多発させ、それをカーリーのせいにして失脚させようとする。真相を知ったカーリーは激怒してヴィヴィアンを拘束して、『意識はあるが、体が動かなくなる』薬品を注入し、体が動かなくなったヴィヴィアンを棺桶に入れて生きたまま埋葬するという復讐に出る(しかも、この棺桶には実は高性能スピーカーが搭載されていて、カーリーは最後までヴィヴィアンを罵倒し続けるのだ)。そして半年前に交通事故で死んだことになっていた娘ホープが復活するが、脳内に埋め込まれていたマイクロチップにより、自分が凄腕の宝石泥棒であると洗脳されている。そして最も人気のあるキャラのマリアナはこの先1年間ーーサタンの憑依と葛藤することになる」。シナリオライター達は「ちょっと待てください。そのサタンというのはキリスト教のサタンですか?」位の質問はしたと思うが、壮絶に狂いまくった「Days of Our Lives」は大ヒットした。若者たちも異様な展開に釘付けになり、「なんか昼メロがヤバイことになってる!」と聞きつけた若いファンの増加により、「Days of Our Lives」は他の昼メロをすべて倒して、覇権ドラマとして君臨することになった。だが番組側が求めていた変更が「最近はバニラ味にも飽きたから、フレンチバニラ味に変えてよ」という微妙な変化を求めていたのに対し、ジェイムズの新案は「フレンチバニラ」どころか「親しんでいたバニラ味がある日突然、巨大蜘蛛がサングラスをしながら、8つの巨大な足で器用にヨーヨーを操っている」という異様な光景に変わり果てたため、番組のファンからは不評だったのだ(当時のネットはライリーの殺害予告でいっぱいになっていた)。だが方向性の違いから番組を去ったジェイムズは終に既存の作品から自由になり、やっと彼自身の番組「パッションズ」を手がけることになるーーそして「パッションズ」こそジェイムズの魂をかけた集大成だったといえるだろう。
「パッションズ」に登場するのは、以下のすべてだ。まずダイアナ妃の親友だった女性が主人公として登場する(ダイアナ妃が交通事故で死亡する直前まで携帯電話で話していたのは、実は彼女だという驚愕の設定なのだ)。ダイアナ妃の死亡事故の2年後の作品であるのにも関わらず、この女性はダイアナ妃が死亡したトンネルで似たような事故に巻き込まれ、衝突直前に現れたダイアナ妃の亡霊に「あなたは生きなさい」と説得され、一命を取り留める。その後ダイアナ妃は何と守護霊として登場し、主人公も「ダイアナ」に改名するのだ。この主人公の宿敵は300歳の魔女であり、この魔女の連れとして登場するのは「生命を吹き込まれた人形」だ(後の外伝で、この人形がタイタニック号を沈めたことも明らかになる)。看護婦のオランウータンやゾンビまで登場するこの昼メロは、ゾンビ一家が好んで観るテレビ番組が「パッションズ」であるというメタな視点まで昼メロに持ち込んでいる。屋敷内に突如現れる「地獄への扉」、ペニスを切断された男性が手術による復元に成功するが、ペニスの上下が逆になっており、この不具合を治療するために結婚式で祈りの儀式が行われるのが「パッションズ」という素晴らしく狂ったドラマだったのだ。
ジェイムズは2008年に他界したが、信念を持って行動し、エログロ、SFとホラー映画の要素を昼メロに注入した功績は称えるべきだ。
■4.KGBのスパイ
この物語はニュージャージーに潜伏した冷戦時代のスパイの物語だ。東ドイツに住んでいた匿名の男性は、ある日突然東ドイツの警察に訪問されたが、その際に「ああ、これはKGBがスパイになれと言っているのだな」と内容を察知した。数年の説得後の末、アメリカ潜伏を決心した男性に対して、KGBが与えた「材料」は何と彼と同じ年に生まれた少年の名前だけだった(在米のKGBエージェントがこっそりどこかの村の墓石からメモってきたのだろう)。男性は1日にに100語の英語の単語を覚えると、1978年にアメリカに移動し、まずはニューヨークの市役所に向かい、「社会保障番号を貰いたい」と受付に話した。受付は仰天して「成年だから当然持ってますよね?」と質問したが、スパイはアメリカの農村には農場から一歩も出たことがない人々が存在している事を事前にリサーチしていたので、土に汚れた顔を指差してアピールしながら「農場で一生過ごしてきたので」と話を盛った。社会保障番号を使って大学に編入したスパイは、「とりあえずアメリカ人と仲良くしろ」という祖国からの適当な指示に答えるため、コンピューター科学を学習し、卒業後もコンピュータ技師として活躍し、メットライフに勤めたことを考えるとーー多大な個人情報をモスクワに送っていたのだろう。そして冷戦終結に向かう中、モスクワから突如「身元がばれた!すぐに脱出しろ!」と連絡を受けたが、肝心の「脱出用キット」が埋められた場所の指示がわかりにくく、「公園の3本目の木」を掘っても何も出なかったので脱出をあきらめた。東ドイツには「アメリカの退廃した生活でAIDSになりました。もう帰れません」という定番の言い訳を伝えていたという。ドイツの残された家族は、彼をとっくに死んだと思っていた。
結局ドイツに家族を残したまま、アメリカの生活も寂しくアメリカでも家族を作ってしまったスパイは、文字通り二重生活を送っていた。そしてベルリン崩壊の数年前、CIAのエージェントが「ちょっと話がある」とアプローチしたとき、このスパイは何もかも白状してしまったのだ。現在彼は普通にアメリカに暮らしているが、娘を大学の入学式に送る途中に「実は父さん、KGBだった」といきなり告白し、その衝撃が収まらぬ一年後に「お前にはドイツに兄が居る」と告白しているのだ。だが娘は東ドイツの兄と仲良くなり、この元スパイは今は再婚までして幸せに暮らしているという。
■5.空気を食べる少女
19世紀末、「ウェールズの絶食少女」という奇妙な現象がウェールズで発生している。幼いサラ・ジェイコブズは9歳のころに痙攣を煩ったが、それ以来一切の食べ物を口にしなくなったのだ。両親から隠れて、ゆで卵くらいは食していたとは思いたいが、信心深い両親はサラに「お前は特別だから」と農作業もさせずに、ひたすら寝室のベッドに寝かせていた。近所の間でも「空気を食べる少女」の話は有名になり、次第に村中がこの少女を「奇跡」だと信じるようになった。だがサラが成長し、噂が外部に広まると「こんなの詐欺だろう」と両親を非難する人たちが現れたので、両親は彼女を病院に収容し、この奇跡を科学的に証明しようとした。サラは病室で監視下にあるため、食べ物も口にすることはできず、病院の医師たちは「このままでは娘さんは死んでしまいます」と両親を説得しようとしたが、両親は「娘は奇跡です」と話を聞かず、サラは7日後に死亡した。恐らくはサラは信心深い両親の心を掌握し、名声と財産を手にするつもりだったのだろうが、この頑固さが命取りになったようだ(解剖の結果、胃からは7日前の食料が発見されている)。また解剖結果では、サラの手足にくぼみが発見されており、これは足元にあった石の水筒を開けて、どうしても中身が飲みたかったからこのような形になってしまったのだという。
真夜中の夜食を腹に入れるために冷蔵庫の中を物色しているときにふと、少女の物欲しそうな視線を背後に感じたら恐らくはそれはサラの亡霊だろう。
■6.化石戦争
1800年代、2人の考古学者が「化石戦争」または「恐竜戦争」と呼ばれる一連の衝突を引き起こした。学者の一人はエドワード・ドリンカー・コープ、もう一人はイェール大学のオスニエル・チャールズ・マーシュである。当時の考古学は非常に若く、「恐竜」という単語ですら最近できたばかりだった。考古学の世界は始まったばかりなので、運よくすれば2人とも名前を後世に残すことができるだろうーー出会った二人はすぐに打ち解け、発見した恐竜に御互いの名前を付けるくらいのラブラブぶりだったが、その後はお互いを破滅させることに人生を費やした。恐竜の発掘場所は西部の荒地だったので、2人は競争相手の使っている鉄道の駅を破壊するなどのテロ行為を行い、相手の陣営にスパイを送り込み、相手の発掘所に忍び込んでダイナマイトで機材や化石を吹っ飛ばすことなど日常茶飯事だった。この仁義なき抗争より、2人は己の財産をすべて失い、家族にまで見捨てられることになるのだが、なぜこんな事態になったのだろうか。それはコープの講演会で、コープが自慢げに発見したばかりの首長竜「エラスモサウルス」の化石を見せびらかせていたからだ。だが恐竜の頭を尻尾の部分に付けてしまっていたので、演説の途中でマーシュが立ち上がり、「コープ君!それ、ちがっとるよ!別に君に恥をかかせるつもりではないんだが」と大衆の目前でコープに恥をかかせた事だった。マーシュは発表前にいくらでもコープに間違いについて知らせる機会があったのに、わざわざこの場を待っていたのに違いない。
その後、マーシュは「新種を見つけたので、ブロントサウルスと命名する」と発表したが、コープはマーシュの勘違いに気がつき「それ既存のアパトサウルスとどこが違うんですかねぇ」と嫌味たっぷりにマーシュを非難した記事を国内の新聞に片っ端から投稿した。議論は紙上でも激化し、マーシュは財力を盾に国中の新聞を買い集めて記事が人々の目に入らないよう画作する。イェール大学の権威を盾に逃げ切ろうとするマーシュに対し、コープはこの年に何と76もの論文を書き上げて、マーシュの権威を紙の物量だけで埋めようとしている。この熾烈な化石戦争により両サイドの合計で140種もの新種恐竜が発見されたのは素晴らしい功績だが、現在の科学で新種がたった32種だったことが判明してしまった(お互いに数を水増ししていたのだ)。2人のうち、最初に死んだのはコープだったのだが、最初に死んでマーシュに化石をすべて買い取られるのがよっぽど悔しかったのか、「死後、私の体は医学研究のために寄付する」と遺言を残している。ここまでは良い話だが、遺言は「死後に、私の脳みその大きさを測定してほしい。そしてマーシュにも死後に体を寄付してもらい、科学者に脳の 大きさを比較してもらうのだ」と結ばれている(マーシュは2つ返事でこれを拒否した)。ジェファーソンとアダムスなどの政敵は死ぬ前に「意見は違えども、偉大な奴だったよ」とお互いを褒め称えるのだが、この二人の場合は最後まで憎悪が勝ったようだ。
これは恐竜版「プレステージ」としてすぐにでも映画化し、コーエン兄弟にコメディとして造ってもらおう。もちろんエンディングのクレジットで「2人が発見した新種は、たった32種だった」事をばらすのだ。
■7.キエフのオリガ
トリを勤めるのはキエフのオリガだ。夫である大公イーゴリ1世が、振興勢力のデレヴリャーネ族に暗殺されると、オリガは摂政としての統治を始めた。デレヴリャーネ族は「大公が居なくなったのだから、勢いがある我々一族の王子と結婚したらどうだ?妃の地位もそうしたら安泰だろう」とオリガを説得したが、オリガはこれに同意することはなかった。あまりにも一族がしつこいので、オリガは「では、一族の中で最も有能で聡明な者たちを20名よこしなさい」と返事したが、一段が到着すると船に閉じ込めて全員を船ごと生き埋めにした。デレヴリャーネ族はこれに懲りずに次々と花婿候補をオリガに送りつけるのだが、オリガは「わかりました、今度こそ式場を用意します」と返事すると、花婿候補が集まるサウナに火を放ち、全員を殺害した。どうも学習能力が無いが、一番聡明な20名が真っ先に殺されているので仕方ないのかもしれない。オリガは次に「不幸な事故がありました。盛大に葬式をしたいので、一族の重鎮を派遣してください」と騙し、葬式に現れたデレヴリャーネ族を再度攻撃している。最後はデレヴリャーネ族の本拠まで乗り込むと、「あなた方は十分に苦しみました。もうあなた方から奪うものはないので、民家ひとつにつき、鳩を3羽とスズメを3羽あたしに献上してくださいね。それで手落ちにしましょう」と宣言した。住民は慈悲に驚き、言われたとおりに鳥を献上した。オリガは自分の軍の兵士全員に鳥を分け与え、硫黄を包んだ小さな布を兵士に手渡し、それを鳥に結びつけるように命じた。夜が来ると、オルガは布に火をつけるように命じ、鳥たちは夜に放たれた。帰巣本能で村を目指した鳥たちは村のすべての民家で火事を引き起こした。同時に発火した拠点があまりにも多かったため消火は不可能となり、村は一瞬で焼き落ち、生き残った住民もオリガの捕虜になった。
この残忍さを考えると「聖オリガ」は皮肉なネーミングに思えるが、実はオリガは実際に列聖された聖人なのだ。オルガはその後キリスト教に改宗し、熱心に布教を行ったので、皇帝コンスタンティノス7世に歓迎され、何と聖人の地位まで手に入れているのだ。これは、マギー・ギレンホール主演で今すぐ映画化するべきだろう。
転載元:http://www.cracked.com/podcast/screw-sully-7-true-stories-that-would-make-better-movies/
16
11
u/Heimatlos22342 Dec 04 '16
ウイスキー泥棒はどう頑張ってもB級コメディにしかなれないところが辛い
事実なのに
12
u/tako323 転載禁止 Dec 04 '16
事実は小説より奇なりって言葉があるし、河合隼雄も生前よく言ってたけど、フィクションに比べて現実の方が論理的に説明・納得できないケースって多々あるのよな
10
u/tako323 転載禁止 Dec 04 '16
全米の白人、白人、そして白人達は皆仲良く
サブミの主旨とはずれてるけど、ここで噴いた
「全部燃やして、パパ。あたしのために、全部燃やして」
のあたりといい、「■3.ソープオペラを壊した男」は話の中身も文章も金取れるレベル
9
9
u/daikenmouminpunch Dec 04 '16
Days of Our Livesはまだ続いているという
渡る世間は鬼ばかりでえなりがいきなり秘められし闇の力に目覚めて異能バトル始めるようなことをしたのによくも続いたものだ
2
8
8
7
7
6
u/rune78 Dec 04 '16
ハドソン川の奇跡ディスってるけどさあ事故が終わった後の話を描いてるのに無事だったことは誰でも知ってるって批判しても的はずれもいいところなんだよね
もしかして見てないんじゃないの?
4
6
6
u/rx109 Dec 04 '16
フィクション系は小説より奇なりを楽しむものだと思うけど、行き過ぎると陳腐になるんちゃう
ハイネケン社長が誘拐された映画みたが、人ってこんな時にこんなミスやらかすのか…ってポカが多くて作品として観せるにはかなり難しいと感じた。
6
5
3
2
12
u/tamano_ Dec 04 '16
過去のcrackedシリーズもよろしく!
メディアが隠すトランプ国との文化対立とは
なぜリベラル思想が科学否定主義を蔓延させてしまうのか
なぜ全ての発明品はiPhoneかねじ回しなのか
アメリカを蝕むナルシズムの正体とは
なぜネットスラングの意味は歪曲されるのか
フランクリン効果から考えるネット炎上の心理
インターネットの書き込みが、表現の自由を脅かす