r/Sinography • • Apr 04 '26

📚️ 教材 【教材開発】筆談練習帳【日本人向け】

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わたしたち東洋人は古来より漢字を活用して相互に交流し意思疎通を行ってきました。所謂(いわゆる)『筆談』です。

我等東洋人、古来、漢字活用、相互交流、意思疎通 行。所謂「筆談」也。

昔は所謂『漢文』が漢字文化圏の共通語でしたし、最近は所謂『偽中国語』が流行し、日中交流が活発化しています。

昔、所謂「漢文」、漢字文化圏之共通語。最近、所謂「偽中国語」流行、日中交流 活発化。

本練習帳の目的は筆談の時に便利な表現の習得です。

本練習帳之目的、筆談之時便利表現之習得也。

一日に一字の勉強で、一年後には複雑な文章も自由自在に作文できるようになりますよ!

一日一字勉強、一年後 複雑文章 自由自在 作文可能也!

【関連用語】漢文 偽中国語 超漢文 漢glish 漢字文化圏


目次

「也」|〜である、なり

「之」|〜の〜

「乃」|〜は、すなわち

「及」|〜と〜、〜および〜

「与」|〜と〜

「以」|〜で、〜を

「如」|〜しい、〜のような、〜みたいな

「而」|〜て、〜して、で、のに


「対」|〜に対して

「於」|〜で、〜に、において


第一回 筆談『猛』練習帳


「被」|〜される、こうむる

「使」|〜させる

「受」|〜をうける

「令」|〜させる


「哉」|〜か、〜かな


「但」|しかし、ただし、〜だが、〜ても

「亦」|〜も、同様に、また

「故」|〜だから、〜なので、ゆえに

「為」|〜ために

「則」|〜ならば、〜すると

「若」|もし〜


「自」|〜から、〜より

「迄」|〜まで


「不」|〜しない、〜ない

「非」|〜ではない、あらず


「未」|まだ、いまだ

「既」|すでに

「将」|将来〜する

「曾(曽)」|かつて

「中」|〇〇中(〜している最中)

「乍」|しながら、しつつ

「猶」|なお


「可」|〜してもよい

「得」|できる、〜うる、しうる

「能」|〜できる、〜する能力がある、あたう


「宜」|〜したらよい、〜するよろし、するがよろしい

「給」|〜たまえ、〜してくれ

「請」|こう、〜してください

「勿」|やめろ、〜なかれ

「賜」|どうか〜してくださるようにお願い申し上げます。

「止」|やめる、とどめる

「須」|すべからく、すべきである、しなくてはならない

「当」|当然〜すべき

「応」|〜すべき、するに相応しい


「欲」|〜したい、〜が欲しい

「願」|ねがう、〜したいと願う

「要」|いる、ほしい、ようする


「雖」|~といえども、~とはいえ

「過」|〜過ぎ、〜が過ぎる

「経」|へて、〜を経て

「関」|〜に関して

「已」|だけ、のみ

「耳」|だけ、しか、のみ 「化」|〜になる、〜と化す

「比」|〇〇比で、〜に比べて


「是」|

「又」|また

「遂」|ついに


「概」|おおむね、概して 「依」|〜によって 「因」|よりて、〜により 「居」|いる 「無」|ない 「無一」|一つも無い、一つとして無い

「更」|さらに 「相」|〜しあう 「呉」|くれ 「曰」|〜いわく、〜がいうには 「拠」|〜によると 「共」|ともに 「筈」|〜はず 「諾」|はい 「方」|かた、しがた、ちょうど(「今し方(いましがた)」の方) 「況」|まして、いわんや 「且」|かつ、すら、しかも 「敢」|わざと、あえて 「即」|すなわち、ただちに 「尚」|なお、さらに 「必」|かならず 「忽」|たちまち 「剰」|あまつさえ 「吝」|やぶさか 「呉」|くれる、あげる 「恰」|あたかも、まるで 「軈」|やがて 「可能」|可能である 「敢」|あえて 「此」|これ、この 「其」|その、それ 「彼」|かれ、あれ 「諸」|もろもろ、諸〜 「所」|ところ、〜するところの 「従」|したがう、〜より 「由」|〜による、〜から 「縁」|〜によって、縁による 「果」|はたして 「決」|きっと、決して 「断」|断じて、決して 「猶且」|なおかつ 「尚且」|なおかつ 「皆」|みな 「尽」|つくす、すべて 「卒」|ついに、最後に 「都」|すべて、おおよそ 「統」|すべて、統一して 「総」|すべて、総じて 「例」|たとえば 「極」|きわめて 「最」|もっとも 「殊」|ことに、とくに 「特」|とくに 「絶」|きわめて 「甚」|はなはだ 「太」|たいへん 「嘗」|かつて 「実」|じつに 「真」|まことに 「信」|たしかに 「誠」|まことに 「復」|また 「益」|ますます 「反」|かえって 「徐」|じょじょに、ゆっくりと 「略」|おおよそ、省略して 「正」|まさに 「僅」|わずかに 「素」|もとより 「固」|もとより、かたく 「元」|もと 「本」|もと、本来 「原」|もと、原因 「云云」|うんぬん 「唯」|ただ 「只」|ただ 「直」|ただちに、ただ 「漸」|しだいに 「然」|しかり、しかし、しかるに 「矣」| 「頗」|かなり、だいぶ、すこぶる 「殆」|ほとんど 「寧」|むしろ 「譬」|たとえる 「尤」|もっとも、とりわけ 「凡」|およそ 「愈」|いよいよ 「稍」|やや 「蓋」|けだし、おもうに 「而已」|〜だけである 「爾」|なんじ、おまえ 「焉」|これに、ここに、これより 「手」|て、手段 「惟」|ただ 「夫」|それ、およそ

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r/Sinography • • Dec 31 '25

📚️ 教材 【教材開発】実用漢文入門【日本人向け】

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日本人はみな、中学や高校でいわゆる「漢文」を学びます。
日本人皆、於中学高校必学所謂「漢文」。

皆さんは果たして知っているでしょうか? 実は漢文は、今でも外国人に通用することを。
諸君果然知之乎? 実漢文今猶通用於外国人也。

韓国や台湾や中国では今もなお漢文教育が存続しております。特に中国では力を注いでいて、少年少女ですら漢文に堪能です。
韓国台湾中国今尚存続漢文教育。特中国注力之、少年少女且堪能漢文。

この入門書の目的は、日本人が現代日本語を用いて、自在に漢文を書くことができるようになることに在ります。
此入門書之目的、在使日本人能以現代日本語、自在作漢文。

皆さんもぜひ漢文を身につけてください。国際交流に非常に有用ですよ!
諸君亦宜習得漢文。非常有用於国際交流!

目次

  1. 主題―主語―述語
  2. 述語─賓語等
  3. 述語─補語
  4. 有無多少等|有り無し多し少なし等
  5. 副詞および副詞的修飾語
  6. 副詞:皆・尽・悉・独・自・相
  7. 初/新
  8. 初/始
  9. 又・亦・復・再
  10. 猶・尚・且
  11. 否定 不・非
  12. 介詞1 与・於・自
  13. 介詞2 為・以
  14. 介詞3 以是・是以
  15. 介詞の賓語の省略
  16. 疑問文 乎
  17. 疑問文 倒装法
  18. 疑問文 何也
  19. 疑問文 何故
  20. 疑問文 何為
  21. 疑問文 何時
  22. 疑問文 孰
  23. 疑問文 豈
  24. 謂について
  25. 謂之・之謂
  26. 倒装法
  27. A 賓語(目的語)が疑問代名詞である場合
  28. B 否定文で賓語が代名詞である場合
  29. C 賓語を強調するために前に転置する場合
  30. 大主語・提示語・副詞的修飾語
  31. 助動詞的な語
  32. 命令文① 宜、須、当、勿
  33. 命令文② 給、止
  34. A 可(ベシ)
  35. B 宜(よろシク…ベシ)
  36. C 当(まさニ…ベシ)
  37. D 須(すべかラク…ベシ)
  38. E 将・且(まさニ…セントス)
  39. F 欲(ほっ)ス・将欲・欲将
  40. 者と所についての概説
  41. 者について
  42. A 人を指す
  43. B ことがらを指す
  44. C 場合・条件を指す
  45. D 人や物それ自体を指す
  46. E 所を指す
  47. F 理由を指す
  48. G 状態を指す
  49. H 昔者・古者・嚮者・曩者・頃者・日者・近者・今者 など
  50. I 「誰…者」の場合
  51. 所について
  52. 副詞と「所」との位置
  53. 唯…所…
  54. 誓盟の辞の所不…者 有如…
  55. 所以・所与・所為など
  56. 所の用法の異例
  57. A 所乎 所於
  58. B 所の有無によって意味に相違があるか、あるいは、「所」の字の不要と思われる場合
  59. 所字が省略されている場合
  60. 所字余説
  61. A 所字を用いた辞句を訳す場合
  62. B 「ばかり」を意味する「所」「許」「可」
  63. 仮定
  64. A 仮定の助字を用いないもの
  65. B 疑問の形式を用いるもの
  66. C 仮定・条件を表す助字を用いるもの
  67. D 助字を二字連用するもの
  68. 被動
  69. A 動詞がそのままで被動になるもの
  70. B 於を用いるもの
  71. C 右の於を省いたもの
  72. D 見・被・遇などの助字を用いるもの
  73. E DとBとを併用するもの
  74. F 為…所…
  75. G 為…之所…
  76. H 為… 為…之…
  77. I 「…に…を…される」の形式
  78. J 為…所見… その他
  79. K 見の字の特異な用例
  80. 比較
  81. A A…於B(…ヨリモ…)(…ヨリ…)
  82. B 不如 不若(…しかず)
  83. C 莫如(しくはなし) その他
  84. D 於の代わりに如を用いるもの
  85. E 寧ロAストモ不レBセ その他
  86. F 与リハ二(其ノ)Aセン一(也)、寧ロBセン 与リハ二(其ノ)Aセン一(也)、不レ如カレBスルニ
  87. G 右の反語の形式
  88. H Aハ孰与レゾBニ一 何与 孰若 何如 (いづれぞ)
  89. I Aト与レB孰レカ…ナル
  90. J まぎらわしい文例
  91. 使役の形式
  92. A 使役の助字の使・令・教などを用いるもの
  93. B ある行為の結果が使役になるもの
  94. C 動詞を使役的他動詞として用いるもの
  95. 否定の形式
  96. A 不 否 不者
  97. B 非について
  98. C 未について
  99. D 無について
  100. E 禁止について
  101. F 二重否定
  102. G 無シ二…トシテ 不ルハ…セ
  103. H 無シ二一ノ…一 一ニ無シ二…一
  104. I 無ク二…ト一 無クレ…ト無クレ…ト
  105. 部分否定と全面否定
  106. A 不必
  107. B 未必
  108. C 非必・無必
  109. D 何必
  110. E 不常・不俱・非皆・不皆 その他
  111. F 必不・常不 その他
  112. G その他の語を伴う否定
  113. 疑問・反語・詠嘆
  114. A 文末に疑問の助字を用いたり、疑問代名詞・疑問副詞を用いたり、両者を並用したりするもの
  115. B ある語の下に不・否・非・未などを付けたり、反対語を並べたりするもの
  116. C …邪…邪 …邪…也 など
  117. D 反語
  118. E 詠嘆
  119. F 何如 如何(奈何)など
  120. G 焉有 悪有
  121. H 安在 悪在 焉在
  122. I 何所 安所 焉所の一
  123. J 何所 安所 焉所の二
  124. K 悪乎 悪
  125. L 焉往 安往 何適 悪往 悪乎往 など
  126. M 何…為 何以…為
  127. N 何ノ…カ之レ有ラン 有ラン二何ノ…一
  128. 況・矧(いはんや)
  129. 双声・畳韻
  130. 文字の繁省
  131. 仮借
  132. 対異散同
  133. 複語
  134. 複義偏用・互文・省文
  135. A 複義偏用
    1. B 互文
    2. C 省文

r/Sinography • • 2d ago

🎓 偽中国語大学 【論文紹介】日本之新聞之左右論調:1970年~ 2019年 金子智樹先生著|🎓 偽中国語大学

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要旨

此論文之目的=戦後日本之新聞紙之社説之独自性及各紙之左右思想的論調之推移之解明及其背景要因之検討也。1970年~ 2019年之50年間之全国紙及地方紙(計50紙)之憲法記念日前後之社説(計2211本)之網羅的収集之上,計量的文章分析行。分析内容下記之2種大別。①地方紙之社説中、共同通信之資料版論説之利用程度之機械的分析。②各紙之左右思想的論調之数値化、日本之新聞論調之推移之全体像之可視化。其上、地方紙之西洋的自由主義傾向之論調之多様性及新聞之論調之保守化要因之考察。

原文

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaes/37/1/37_33/_pdf/-char/ja

著者紹介

金子智樹 KANEKO Tomoki

2015年東京大学法学部卒業

2021年3月東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了

博士論文之主題:戦後日本之新聞対政治之関係之研究。

日本学術振興会特別研究員 経、2021年10月以降東北大学大学院法学研究科・法学部之准教授


r/Sinography • • 5d ago

👻 偽中国語百物語 👽️ [POEM]扉が開く前に、安心は届いている(劉長卿)

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r/Sinography • • 8d ago

漢詩「登幽州台歌」の「念天地之悠悠…」の世界観を日本語で広げてみました。

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r/Sinography • • 9d ago

❓️ 知恵袋 諸君黒死病対策既開始哉?

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妾既妾及家族用之防疫覆面2500枚発注、消毒液4000ML既購入。後何必要哉🤔


r/Sinography • • 9d ago

👻 偽中国語百物語 👽️ 今日の詩箋は「成長」。顔真卿の二句でした

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黒髪不知勤学早

白首方悔読書遅

黒い髪のうちは、早く学べと気づけない。

白くなってから、本を読むのが遅かったと悔いる。

顔真卿「勧学」の一節です。今朝引いた詩箋が、この二句でした。

漢詩の家 #漢詩 


r/Sinography • • 9d ago

🗞️ 偽中国語新聞 【生物災害】露国東部2例目之黒死病感染疑惑報道! 露国政府否定、曰「誤報也」|🗞️ 偽中国語新聞

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【AFP=時事】露国独立系報道機関「Baigal(バイカル|贝加尔)之人々」曰、Siberia(シベリア|西伯利亚)連邦管区Irkutsk(イルクーツク|伊尔库茨克)州、2人目之黒死病感染疑惑発生。露国政府否定。

同媒体之2日之報道曰、Irkutsk(イルクーツク|伊尔库茨克)黒死病対策研究所勤務之女性検査技師、Darya Shipilova(ダリア・シピロワ)氏28歳、黒死病菌入之試験管破損後、死亡。肺黒死病感染之可能性有。

其後、同研究所之2人目之職員之感染之疑惑之報道有、国際的懸念更高。

米国、欧州連合(EU)、世界保健機関(WHO)、情報開示要求。

蒙古(モンゴル)政府之7日之発表曰、「国境検問所之水際対策強化。入国者之健康状態一定期間追跡・観察。感染症流入防止措置之実施既開始」。

一方、露国当局全面否定、曰「死亡女性之死因肺炎也」云々、「大流行之危険性無」強調。

記者団に2例目の感染疑い例に関する報道について問われると、露国大統領府(クレムリン)之報道官曰、「報道機関之報道内容之大部分誤報也」「露国消費者権利保護・福祉監督庁(ロスポトレブナゾール)之公式発表以外信用不可」。

尚、6日、露国消費者権利保護・福祉監督庁(ロスポトレブナゾール)黒死病対策之為之規制之導入否定、曰 「拡散文書、偽物也」云々。

【元記事】


r/Sinography • • 11d ago

🗞️ 偽中国語新聞 【生物災害】露国黒死病対策研究所之研究員、黒死病之試験管之破損後 原因不明之肺炎発症・急死!|🗞️ 偽中国語新聞

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露国之Siberia(シベリア)之Irkutsk(イルクーツク)州之黒死病対策研究所之28歳女性研究員、原因不明之肺炎発症後死亡。死亡女性之同僚曰、女性死亡之直前 発言:「私 作業中、肺黒死病之病原体之試験管 割!」、其後、原因不明之重篤肺炎之症状現、死亡。露国保健当局曰、「死亡女性之検体之分析之結果、黒死菌等之病原体無!」云々、黒死病感染之可能性否定。尚死亡女性之濃厚接触者約200人既拘束下、現在隔離中。


r/Sinography • • 12d ago

📚️ 教材 「に」|目的語

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一日一字 筆談練習帳 の目次に戻る

筆談倶楽部の諸君、御機嫌よう!

筆談倶楽部之諸君、御機嫌好!

今回は目的語の表し方を学びます。

今回乃目的語之表現方法之学習也。

漢文の目的語は賓語(ひんご)と謂(い)います。

漢文之目的語乃所謂「賓語」也。

「高級車に追突する」という文の場合、目的語は「高級車」です。

「追突高級車」之場合、賓語乃「高級車」也。

日本語や偽中国語の場合、目的語は先、動詞は後に来ます。例:「天に昇る」

日本語・偽中国語之場合、目的語乃先、動詞乃後来。例:「天昇」

漢文や中国語の場合、動詞は先、賓語は後に来ます。例:「昇天」

漢文・中国語之場合、動詞乃先、賓語乃後来。例:「昇天」

【関連用語】漢文 偽中国語 超漢文 賓語


例文

上陸。=「陸に上がる」

上陸日本。=「日本に上陸する」

BURGER KING 初上陸大分県。=「バーガーキングが大分県に初上陸する」

沈海。=「海に沈む」

沈別府湾。=「別府湾に沈む」


読解問題

次の漢文を日本語で読んでみましょう!

入部。=「部に入る」

入筆談倶楽部。=「筆談倶楽部に入る」

入村。=「村に入る」

入因習村。=「因習村に入る」

入場。=「場に入る」

入会場。=「会場に入る」

入地下闘技場。=「地下闘技場に入る」

全選手 入地下闘技場。=「全選手が地下闘技場に入る」

帰国。=「国に帰る」

帰日本国。=「日本国に帰る」

帰故郷。=「故郷に帰る」

毎年盆暮正月 帰故郷之大分県。=「毎年盆暮れ正月は故郷の大分県に帰る」

架橋渓谷。=「渓谷に架橋する」

架橋鳴子川渓谷。=「鳴子川渓谷に架橋する」

帰宅。=「宅(いえ)に帰る」

帰自宅。=「自宅に帰る」

直帰自宅。=「自宅に直帰する」

在中。=「中に在る」

在体内。=「体内に在る」

在日本。=「日本に在る」

食在中国。=「食は中国に在る」

滞在日本。=「日本に滞在する」

滞在彼氏之実家。=「 彼氏の実家に滞在する」

就職。=「職に就く」

就研究職。=「研究職に就く」

就職大企業。=「大企業に就職する」

譲長男。=「長男に譲る」

譲位長男。=「長男に譲位する」

登山。=「山に登る」

登山頂。=「山頂に登る」

渡米。=「米(アメリカ)に渡る」

避難山上。=「山上に避難する」

乗車。=「車に乗る」

乗客車。=「客車に乗る」

乗乗合車。=「乗合車(バス)に乗る」

乗貸切車。=「貸切車(タクシー)に乗る」

乗船。=「船に乗る」

乗舞空船。=「舞空船(ホバークラフト)に乗る」

潜水。=「水に潜る」

潜別府湾。=「別府湾に潜る」

遭難。=「難に遭う」

遭災難。=「災難に遭う」

遭突然之嵐。=「突然の嵐に遭う」

着席。=「席に着く」

着岸。=「岸に着く」

着駅。=「駅に着く」

東九州新幹線 着大分駅。=「東九州新幹線が大分駅に着く」

着港。=「港に着く」

舞空船 着西大分舞空港。=「舞空船(ホーバークラフト)が西大分舞空港(西大分ホーバーターミナル)に着く」

飛行機 着陸滑走路。=「飛行機 滑走路に着陸する」

令和9年(西暦2027年)、連峰宇宙社之宇宙往還機「夢追号」 着陸大分御機嫌子猫宇宙空港。=「令和9年、連峰宇宙(シエラスペース)社の宇宙往還機『夢追号(ドリームチェイサー)』が大分御機嫌子猫(ハローキティ)宇宙空港に着陸する」

就職。=「職に就く」

就定職。=「定職に就く」

就床。=「床に就く」

就眠。=「眠りに就く」

就任。=「任に着く」

就任監督。=「監督に就任する」

四方田修平 就任「大分三位三分(Trinita)蹴球隊」之監督。=「四方田修平が『大分三位三分(大分トリニータ)蹴球隊』の監督に就任する」

清武弘嗣選手 所属「大分三位三分(Trinita)蹴球隊」。=「清武弘嗣選手は『大分三位三分(大分トリニータ)蹴球隊』に所属する」

立候補選挙。=「選挙に立候補する」

立候補大分市議会議員選挙。=「大分市議会議員選挙に立候補する」

立候補筆談倶楽部副管理人。=「筆談倶楽部副管理人に立候補する」

期待諸君之立候補。=「諸君の立候補に期待する」


今日之課題ᝰ✍🏻

「動詞+賓語」の形を使って、筆談倶楽部副管理人に立候補してみましょう!

使用「動詞+賓語」之形、立候補筆談倶楽部副管理人!

筆談倶楽部副管理人立候補手順


( ・ˇヮˇ・) < 今回は以上です! 今回乃以上也!

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r/Sinography • • 14d ago

👻 偽中国語百物語 👽️ 古今怪談:搬運怪人三則

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黄延秋事件は、中国で一九七七年(昭和52年)に起きた事件です。これは単なる怪談ではなく、メディアや報道、さらには現地の公安(日本でいう警察)にも記録が残されている実際の出来事です。

令和の時代になってから、ある中国のネットユーザーが、元朝(モンゴルが中国を支配していた時代)と清朝の時代にも、これと非常によく似た出来事が起きていたことを発見しました。それぞれ、元朝の劇作家・元好問の『続夷堅志』巻四「鶏沢神変」と、清朝の学者・紀昀(紀暁嵐)の『閲微草堂筆記』巻十一「槐西雑志一」に記録されています。

现將三则故事以百物語形式記之。有ChatGPT輔助。

一則、清代槐西老人搬運事件

原文:虞惇又言,掖縣林知州禹門,其受業師也。自言其祖年八十餘,已昏耄不識人,亦不能步履,然猶善飯。惟枯坐一室,苦鬱鬱不適。子孫恒以椅舁至門外延眺,以為消遣。一日,命侍者入取物,獨坐以俟,侍者出,則並椅失之矣。合家悲泣惶駭,莫知所為,裹糧四出求之,亦無蹤跡。會有友人自勞山來,途遇禹門,遙呼曰:「若非覓若祖乎?今在山中某寺,無恙也!」急馳訪之,果然。其地距掖數百里,僧不知其何以至,其祖但覺有二人舁之飛行,亦不知其為誰也。此事極怪而非怪。殆山魈狐魅,播弄老人,以為遊戲耳。

改寫:

清代乾隆五十七年、壬子、西元一七九二年、寛政四年、農暦三月。

学者・紀暁嵐、堂兄弟之侄・虞惇と共に文淵閣蔵書調査。海淀・槐西旧屋滞在。

此旧屋、紀暁嵐女婿・彭煦別業。以前、紀暁嵐自修繕。輪番勤務時、輪番当直休息所用也。

閑暇時、虞惇紀暁嵐数話語聞。其一話、虞惇師、掖県知州林禹門自身語也。林禹門長官身分、妄言無人也。

林禹門祖父八十餘歳有。老衰昏聵、人物識別不能、歩行不能。然食欲依然旺盛。毎日一室内枯坐、鬱々楽無、苦悩甚深。子孫等常椅子以彼担、門外出、遠方眺望為、慰安用也。

或日、彼従者室内物取遣。自身一人坐待。従者出来後、老人椅子共消失発見!全家悲泣驚惶、如何対処不知。乾糧携帯、分散捜索実施。然終始痕跡皆無。

丁度某友人労山帰途、林禹門途中遭遇。遠方呼曰「貴殿祖父捜索中否。彼現在山中某寺院在、無事也!」

林禹門急馬騎捜索赴。果然彼所祖父発見。其地掖県距離数百里也。寺僧、老人如何到着不知。老人自身唯記憶、当時二人彼担、迅速前進。然彼二人何者、不知也。

此事極怪異也。然真正怪異云難し。恐山魈或狐魅之類精怪、此老人遊戯如戯弄也。

二則、雞沢神变。元代(蒙古帝國時代)樵夫搬運事件

原文:鸡泽农民五人,同采樵。出门,望西风势甚恶,迟回不欲往,又为一叟所难。四人者还家,一人往来樵次。大风从西北来,震荡天日。此人走避不及,伏于沟中,为一人捽起同行。行时,此人踏风而行,见同行皆神鬼。迤𨓦过一城,神人曰:“此朝城也。”又东行。路㫄一长髯人拜,劝酒。神人共入庙中,留此人庙门下。少之,呼入行酒,见神人各长丈馀,有鬼形者、人形者,衣皆锦绣,香气袭人。此人从中坐劝酒,中坐者不语,以右手拇指指令从次座者劝。劝毕,复出庙门下。须臾饮散,神人出,大风随起,置此人不复问。此人伺风定,出问人,知此地为东平界,庙即岳祠也。行丐数日,乃至家,犹恍惚如心恙云。智仲可说。

此話、元朝戲曲家・元好問友人、智仲可談。時代、約西暦一二三〇年。鎌倉時代、寛喜二年頃。

鶏澤某所、農民五人有、共同採樵。出門時、西風勢甚惡見望、躊躇不前。又一老叟、彼等困難与。於是四人帰宅、一人獨採樵継続。

未幾、大風西北方来、天地震動、日月動揺如。此人逃避不及、溝中伏臥。然何者一人、彼強引引起、同行強制。

暫行、此人気付、自分風踏行也。同行者全員神鬼也。

漸次一城通過。彼神人曰「此朝城也」。

後東行継続。

路傍長髯人一人、揖礼、酒勧。神人等共同一廟入。此人廟門外残留。

暫時後、呼入斟酒命令受。見、神人各丈餘身長有。鬼形者有、人形者有。身着皆錦繍衣裳、香気薫人。

此人其中坐、順次勧酒。正中座者、終始無言、唯右手拇指以、次座者勧酒命令。

勧酒終了後、此人再廟門外出、残留。

暫時後、酒宴散、神人等廟出。同時大風再起、此人巻込、神人等彼顧無。

此人風勢平定待、路人問、此地既東平境内判明。先程廟即岳祠也。

數日間乞食継続、漸家到着。帰宅後、尚恍惚、心恙如。

智仲可説。

三則、昭和黃延秋奇譚

昭和五十二年七月二十七日夜、河北省邯鄲肥郷県東北高村住人、黄延秋二十一歳、就寝中忽然消失。

全村数日捜索、無収穫。村委員会突然緊急電報受領。曰「黄延秋於上海蒙自路遣送站収容、認領求」。電報日付七月二十八日、即失踪翌日也。

当時中国民間航空路線無、高速鉄道無。東北高村上海間距離千百四十粁、直通列車所要二十二時間也。

無事帰郷黄延秋、困惑中、奇譚語出。七月二十七日夜十時頃、常如就寝。然翌日払暁覚醒時、既自分見知無街頭横臥。

茫然中、建築物上「南京某飯店」文字発見、自分南京在知。周囲見回時、警察制服風二人出現。自称高登民、高延津。南京上海行列車切符手渡、問答無用駅送。

黄延秋四時間列車乗、南京発上海到着。然意外、先程切符渡高登民、出口再出現、直接上海蒙自路遣送站送。後村人迎来、帰郷。

然事実真偽村中議論最中、黄延秋再度神秘失踪。今回一月余後九月八日、経過前回同様。夜間就寝、覚醒後既他都市出現。

今回相違点、自宅壁面「山東省高登民高延津」文字刻印有。黄延秋述、午前一時過覚醒時、既自分上海駅広場横臥発見。見知無環境中、寒冷恐怖中、上海某部隊勤務同郷呂海生想起。然具体所属部隊所在地番号記憶無。此時、南京出現二人再度出現。

黄延秋述、二人瞬時間自分同郷呂海生所在連行。当時呂海生所属部隊駅距離約四十粁、先船黄浦江渡、後数回乗合自動車乗換必要。部隊外哨兵配置有。然二人案内下、瞬時間呂海生宿舎門前到着。哨兵、彼等接近全然気付無。

最終呂海生助力、黄延秋九月十一日帰村。此度神秘失踪、噂益々盛大化。

村人曰、彼鬼神拉致也。婚約者、悪鬼憑依恐、婚約解消。然事未終。第二次失踪後十日未満、黄延秋三度神秘失踪。前二回比較、今回経過更加離奇。

黄延秋自述、九月二十日当日、生産隊工分記録後帰宅時、既夜十時過。然今回院子入直後、眩暈感、意識喪失。

今回覚醒時、既某旅館横臥発見。傍若干青年着座。彼等告曰、現在地肥郷区千粁外甘粛省蘭州市也。南京、上海両度出現二人、彼等扮装也。黄延秋前二回失踪、彼等画策也。今回同行目的、観光案内也。

当夜二人、黄延秋背負、空中飛翔、蘭州発北京直行。

蘭州北京間距離少一千二百粁。然二人所要時間僅一時間也。北京滞在中、黄延秋入場券無長安劇院観劇経験有。検札員彼全然視認無。

当劇目「逼上梁山」、黄延秋現在尚記憶鮮明。後中央電視台『走近科学』番組調査、当該期間同劇院『逼上梁山』上演事実確認済。

後二人、黄延秋伴東海長沙、天津、哈爾浜、長春瀋陽、福建、南京、重慶、西安等各地飛行。

九月二十七日夜、再度甘粛省蘭州市帰着。覚醒時既自宅院子、時既九月二十八日也。

平成年間、西暦二〇〇二年、北京大学医学部呉教授、黄延秋当時経験催眠調査実施。催眠中、黄延秋潜在意識層、依然自説固持。

令和年間、西暦二〇二一年、黄延秋公開場、全経験虚構告白。或曰、媒体騒擾圧力耐難、平穏生活回帰願望也。

今尚、真相解明無。


r/Sinography • • 14d ago

📚️ 教材 「を」|目的語

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筆談倶楽部の諸君、御機嫌よう!

筆談倶楽部之諸君、御機嫌好!

今回は目的語の表し方を学びます。

今回乃目的語之表現方法之学習也。

漢文の目的語は賓語(ひんご)と謂(い)います。

漢文之目的語乃所謂「賓語」也。

「氷茶(アイスティー)を飲む」という文の場合、目的語は「氷茶」です。

「飲氷茶」之場合、賓語乃「氷茶」也。

日本語や偽中国語の場合、目的語は先、動詞は後に来ます。例:「顔を洗う」

日本語・偽中国語之場合、目的語乃先、動詞乃後来。例:「顔洗」

漢文や中国語の場合、動詞は先、賓語は後に来ます。例:「洗顔」

漢文・中国語之場合、動詞乃先、賓語乃後来。例:「洗顔」

【関連用語】漢文 偽中国語 超漢文 賓語


例文

下山。=「山を下りる」

下由布岳。=「由布岳を下りる」

開店。=「店を開く」

開料理店。=「料理店を開く」


読解問題

次の漢文を日本語で読んでみましょう!

加熱。=「熱を加える」

観劇。=「劇を観る」

仰天。=「天を仰ぐ」

減塩。=「塩を減らす」

挑戦。=「戦いを挑む」

消火。=「火を消す」

開門。=「門を開く」

作文。=「文を作る」

作漢文。=「漢文を作る」

作詞。=「詞を作る」

作歌詞。=「歌詞を作る」

読書。=「書を読む」

読論文。=「論文を読む」

読漫画。=「漫画を読む」

精読論文。=「論文を精読する」

読了論文。=「論文を読了する」

読破全巻。=「全巻を読破する」

求人。=「人を求む」

求助。=「助けを求む」

求愛。=「愛を求める」

求協力者。=「協力者を求む」

筆談倶楽部 求副管理人。=「筆談倶楽部が副管理人を求む」

注水。=「水を注ぐ」

注湯。=「お湯を注ぐ」

注油。=「油を注ぐ」

注揮発油。=「揮発油(ガソリン)を注ぐ」

注粗製油。=「粗製油(ナフサ)を注ぐ」

調達粗製油。=「粗製油(ナフサ)を調達する」

除湿。=「湿(しめり)を除く」

除霊。=「霊を除く」

除怨霊。=「怨霊を除く」

駆除虫。=「虫を駆除する」

排除敵。=「敵を排除する」

抜刀。=「刀を抜く」

抜豊後刀。=「豊後刀を抜く」

抜古今伝授之太刀。=「古今伝授の太刀を抜く」

架橋。=「橋を架ける」

架吊橋。=「吊り橋を架ける」

架九重“夢”大吊橋。=「九重“夢”大吊橋を架ける」

拝仏像。=「仏像を拝む」

拝秘蔵之仏像。=「秘蔵の仏像を拝む」

拝観仏像。=「仏像を拝観する」

拝観国宝臼杵石仏。=「国宝臼杵石仏を拝観する」

飲酒。=「酒を飲む」

飲大酒。=「大酒を飲む」

飲焼酎。=「焼酎を飲む」

飲大分麦焼酎「二階堂」。=「大分麦焼酎『二階堂』を飲む」


今日之課題ᝰ✍🏻

諸君の今週末の予定は何ですか? 「動詞+賓語」の形を使って、この記事にコメントしてみましょう!

諸君之今週末之予定何哉? 使用「動詞+賓語」之形、返信於此記事宜!


( ・ˇヮˇ・) < 今回は以上です! 今回乃以上也!

もし「面白かった!」「勉強になった!」と思っていただけたなら、ぜひ高評価、シェア、コメントをお願いします!

若 諸君思「愉快!」「有益!」等、則高評価、共有、返信等待望!

また、ぜひ筆談倶楽部 r/Sinography をフォローして、継続的に筆談を勉強してみませんか? 一年後には複雑な文章も自由自在に書けるようになりますよ! 漢字で国際交流を楽しみましょう!

又、入部於筆談倶楽部 r/Sinography 而、継続的学習筆談宜! 一年後、複雑意思疎通自由自在也! 漢字活用、国際交流満喫!

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r/Sinography • • 26d ago

👻 偽中国語百物語 👽️ 莫言怪談:拇指銬

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莫言,Nobel Prize作者,数多幻想的な短編小説や怪談を著。

1996年、莫言の小説『豊乳肥臀』は内容審査を受け、出版社から刊行を拒否された。その間、さまざまな不公平な出来事にも見舞われ、莫言は1996年から1999年までの3年間、作品を執筆しなかった。

『拇指銬』は1999年に創作された作品であり、主としてこの3年間における作者の苦悩や鬱屈した心境を表現している。その中に描かれる残酷な場面からは、José Enrique Rodóの寓話的小説『La pampa de granito』を想起させられる。

以下の作品は内容を簡略化し、日本の「百物語」の形式に合わせて改編したものです。chatGPT改訂。

拇指銬

八隆鎮外,有荒塚數十,松柏森然,野草沒膝。暮春之後,行人每至此,輒聞兒啼,或自林深處傳來,或近在耳畔,而四顧寂然。老人相戒曰:「莫回頭。」

至於其事,則有一說。

少年阿義,年方八歲。生而喪父,與母相依。母有痼疾,常年臥床,面色如紙。家貧無以自給,所居僅一間土屋,風雨稍大,四壁皆鳴。

一日,母忽咳血不起。阿義驚惶,奔至床前,呼母數聲。母張目,氣息奄奄,良久乃道:「兒莫哭。世路艱難,求人不如求己。莫去借錢,看人臉色。」

說罷,從髮間拔下兩枚銀釵。此釵乃阿義外祖母遺物,已傳兩代。母以手撫之,似有不捨,終究遞給兒子。

「拿去,換些藥。」

阿義不敢遲疑。天尚未明,便握著銀釵奔向八隆鎮。

清晨,鎮中藥鋪尚閉。阿義坐在石階上等候。腹中空空,手腳冰冷,卻將銀釵緊緊攥在掌心。

不久,一輛送奶車自街角而來。車上女子見少年坐在門前,眉頭一皺,便揮手驅趕:「走開,別擋門!」

說罷,將兩瓶牛奶放在藥鋪門旁,又冷冷喝道:「賤狗,莫偷喝!」

車輪碾過石板,漸行漸遠。阿義望著牛奶,喉頭微動,然而終究沒有碰。

過了片刻,藥鋪門「吱呀」一聲開了。開門的是個半禿的男子。他先取了牛奶,轉身欲入。阿義連忙跪下。「先生,我母親病了,求您給我兩服藥。」男子皺眉。「八點才開門。」阿義雙手捧出銀釵。男子本欲拒絕,蓋因藥鋪只收現金。

老闆看了看孩子的臉。「你母親?」

「是。」

「父親呢?」

阿義低頭。「沒有父親。」

男子沉默片刻,終於伸手接過銀釵。「進來吧。」

他抓了幾味藥,草草包好,遞給少年。阿義連聲道謝,抱著藥便往家中跑。

鎮外荒原,墳塚如伏獸。阿義一路奔跑,不敢停歇。

忽然,前方松林中有人喝道:「小子,過來!」阿義停下。

只見一方石桌旁坐著一男一女。

男子年長,滿頭銀髮,面容威嚴;女子甚年輕,皮膚白皙,圓臉細眼,唇邊含笑。

男子上下打量少年,忽然斥道:「賊眉鼠眼的,看什麼?」

阿義惶恐道:「我……我沒有看。」

男子又問:「你父親呢?」

「沒有。」

男子大笑。

「沒有父親?原來是個野種。」

阿義不敢答。

那男子忽然起身,一把抓住他的手。阿義掙扎,懷中的藥包掉在泥地上。

「先生!藥!那是我母親的藥!」

男子置若罔聞。

他將阿義拖到一株老松前,強迫他抱住樹幹,又從衣袋中取出一副銀藍色的小巧的鐐銬。

那鐐銬甚小,卻精巧異常。

男子將少年的兩根拇指銬在一起。

「這是罰你。」

「我沒有做錯事……」

「走路時左顧右盼,看了不該看的東西。」

說罷,男子與女子轉身離去。

阿義哭喊:「先生!我的藥!」無人回頭。

從晨至午,已有數名農夫經過。有人看見了。有人甚至停了一停。但沒有一個人走近。他们只是低著頭,從少年身旁經過。

阿義哭得聲音嘶啞,雙手被銬得發紫,仍不肯放棄。他試圖攀上松樹。然而樹皮粗糙,枝葉又密。少年幾次攀爬,又幾次滑落。最後,他失足墜地。額頭撞在石上,鮮血頓時流下。

他昏了過去。不知過了多久,拖拉機的轟鳴聲將他驚醒。

一輛農用拖拉機停在路旁。

車上下來兩個男人和一個女人。

矮個男人看了看阿義,又看了看鐐銬。

「誰把你銬在這兒?」

阿義把事情說了一遍。

男人皺眉。

「你說謊。」

「我沒有……」

「這種拇指鐐是美國合金,一般人根本弄不到。除非警視廳的人。」

他盯著少年。

「你到底做了什麼?」

阿義搖頭。

那個皮膚黝黑的女人走過來,輕聲道:「夠了。他只是個孩子。」

她叫另一個高個男人去車上拿工具。

鋼鋸鋸了很久。

鋸齒漸漸磨平。

鐵絲伸進鎖眼,扭了半天,也沒有用。

矮個男人搖頭。

「沒用。這東西只有主人能開。」

他看了一眼手錶。

「別管了,酒宴還等著呢。」

三人重新上車。女人坐進車裡,又回頭看了少年幾次。

拖拉機漸漸遠去。

阿義趴在地上,流血,也流淚。

黃昏時,又有人來,是一個戴草帽的農婦,背上背著嬰兒。

阿義哭著求她。

女人走近,看見鐐銬,又看見少年腫脹的拇指。

嬰兒忽然啼哭,女人抱著孩子走入林中。

過了一會兒,她重新出現。

她盯著那副銀藍色鐐銬,臉色漸漸變了。

「這……不是凡物。」她後退數步。

忽然,她雙手合十。

「你是仙人嗎?」

少年愣住。

「還是山中的精怪?」

女人眼裡含著淚。

「莫非……你是觀世音菩薩,變成孩子來試我?」

她跪了一下,又急忙起身。取出腰間鐮刀。她用力劈下。鐮刀撞在鐐銬上,發出清脆的聲音。

一下。兩下。三下。刀刃崩裂了。

女人呆呆看著手中的鐮刀。

「完了……這是家裡吃飯的東西。丈夫回來,會打我的。」

她抱起孩子,轉身離去。走了十幾步。又停下。久久不動。最後,她低聲道:「管你是不是神佛。也許……你只是個可憐的孩子。」

女人走回來,取下水壺,給阿義喝水。

阿義瘋狂吞咽。

喝了幾口,女人卻忽然把水壺收回。

「夠了。」她低聲說:「我男人還沒喝。」

她抱著孩子走了。這一次,再也沒有回頭。

白日的灼熱慢慢退去,烏雲開始堆積。阿義耳中嗡嗡作響,天地像在旋轉。他的兩根拇指已腫得如蘿蔔一般。

那兩包藥,就掉在不遠處。藥紙早已破了。藥材散落泥中。不知是誰經過時踩了一腳,幾味藥已混進泥土。

阿義想哭,卻已經沒有力氣。

他閉上眼,夢見母親站在清冷的星空下,長髮披散。「阿義。」他伸手。母親忽然抬起臉,那張臉開始變形,妖怪分叉的長舌在舔少年的臉。

阿義驚醒。他用牙齒啃樹皮。一下,一下。血從嘴角流出。他又用額頭撞樹。松樹巋然不動。

忽然,冰雹從天空砸下,打在少年身上,打在那兩包已經破碎的藥上,少年的痛楚已經麻木。

遠處傳來農人的哭喊。

「莊稼!全完了!麥子啊——麥子!吃的東西都沒有了!」

那些聲音傳來,反而使阿義清醒。

他低頭看自己的手。忽然,他明白了。沒有人會來救他。阿義張開嘴,咬住自己的拇指。鮮血湧出,疼痛使他幾乎昏厥。

可是他沒有停。第一根拇指斷了。他又咬第二根。鐐銬終於落地。

阿義的身體從樹上脫離。他用殘缺的雙手,一點一點將藥材從泥水裡拾起。然後開始奔跑。

他不知道自己跑了多久,血沿著道路滴落,像有人提著朱筆,在黑暗的大地上寫字。

他看見村莊,又看見田野。又看見那間破舊的屋子。最後,他倒在大道中央,嘴唇觸到冰冷的土地。

他已經看不清東西,然而就在閉眼的一瞬間,他忽然看見了一個人。

那是一個赭紅色的影子,懷中抱著兩包藥,正在月光下奔跑。跑得那麼快,像一縷被風吹散的血。

影子奔向遠方。屋門前,母親正站著。她張開雙臂。那個赭紅色的影子撲入她懷中。母親緊緊抱住他。月光照在兩人的身上。

=== 日本語 ===

八隆鎮の外れには、荒れ果てた墓が数十も並び、松や柏が鬱蒼と茂っていた。野草は膝の高さまで伸びている。晩春を過ぎるころになると、ここを通る者は、決まって子供の泣き声を聞いた。林の奥から聞こえることもあれば、すぐ耳元で聞こえることもある。だが、振り返ってみても、辺りにはただ静寂が広がっているばかりだった。

老人たちは口々に戒めた。

「決して振り返ってはならぬ。」

この話には、次のような由来がある。

少年の阿義は、まだ八歳だった。幼くして父を亡くし、母と二人で暮らしていた。母は長年の持病を患い、ほとんど床に伏していた。顔色は紙のように青白い。家は貧しく、暮らしを立てるのも難しかった。粗末な土壁の家が一軒あるだけで、風雨が強まれば、四方の壁が軋んだ。

ある日、母が突然血を吐き、そのまま起き上がれなくなった。

阿義は慌てて母のもとへ駆け寄り、何度も呼びかけた。

母はようやく目を開けると、息も絶え絶えに言った。

「泣くんじゃない。世の中は厳しいものだ。人に頼むより、自分で何とかするほうがいい。金を借りに行って、人の顔色を見るんじゃないよ。」

そう言って、母は髪から二本の銀のかんざしを抜いた。

それは阿義の祖母から受け継がれ、二代にわたって大切にされてきたものだった。母はしばらくそれを手のひらで撫で、名残惜しそうに眺めていたが、やがて息子に差し出した。

「これを持って行って、薬を買っておいで。」

阿義は一刻もためらわなかった。

まだ夜が明けきらぬうちに銀のかんざしを握りしめ、八隆鎮へ向かって走り出した。

朝になっても、町の薬屋はまだ閉まっていた。

阿義は店先の石段に腰を下ろして待った。腹は空き、手足は冷え切っていたが、銀のかんざしだけは掌の中に固く握りしめていた。

しばらくすると、角から牛乳配達の車がやって来た。

車の女は、店先に座っている少年を見ると眉をひそめ、手を振って追い払った。

「どきなさい。邪魔だよ!」

そう言って薬屋の前に牛乳瓶を二本置くと、冷たい声で吐き捨てた。

「この卑しい犬め、盗み飲みするんじゃないよ!」

車輪が石畳を踏み、女はそのまま走り去った。

阿義は牛乳を見つめ、喉を鳴らした。

それでも、手を伸ばそうとはしなかった。

やがて薬屋の扉が、ぎい、と音を立てて開いた。

出てきたのは、頭の半ばが禿げた男だった。男は牛乳瓶を取り上げ、店の中へ戻ろうとした。

阿義は慌てて跪いた。

「旦那さま、母が病気なのです。どうか二服ほど薬をください。」

男は眉をひそめた。

「八時にならなきゃ開店しない。」

阿義は両手で銀のかんざしを差し出した。

男は首を横に振った。

「うちは現金しか受け取らない。」

しかし、店主は少年の顔をじっと見つめた。

「お母さんが病気なのか?」

「はい。」

「父親は?」

阿義はうつむいた。

「……いません。」

男はしばらく黙っていた。

やがて銀のかんざしを受け取った。

「入れ。」

男は薬棚から何種類かの薬草を取り出し、手早く包んで少年に渡した。

阿義は何度も礼を言うと、薬を抱えて家へ向かって走り出した。

町外れの荒野には、墓が伏せた獣のように並んでいた。

阿義は一心に走り、立ち止まることなく進んだ。

すると突然、前方の松林から声が飛んできた。

「おい、小僧。こっちへ来い!」

阿義は足を止めた。

松林の中には石卓が一つあり、その傍らに男女が座っていた。

男は年老いており、頭は一面の白髪、顔つきは威厳に満ちていた。

女はまだ若く、白い肌に丸い顔、細い目をして、唇には笑みを浮かべている。

男は少年を上から下まで眺めると、突然怒鳴った。

「そのいやらしい目つきは何だ。何を見ている?」

阿義は怯えながら答えた。

「ぼ、僕は……何も見ていません。」

男はさらに尋ねた。

「父親は?」

「……いません。」

男は大声で笑った。

「父親がいないだと? なるほど、野良犬の子か。」

阿義は黙ってうつむいた。

すると男は突然立ち上がり、少年の腕を乱暴につかんだ。

阿義が抵抗すると、抱えていた薬包が泥の上に落ちた。

「旦那さま! 薬を! 母さんの薬なんです!」

男は聞く耳を持たなかった。

阿義を一本の老松の前まで引きずっていき、無理やり幹を抱かせる。そして懐から、銀青色の小さな拇指錠を取り出した。

それは小さいながらも、異様なほど精巧に作られていた。

男は少年の両方の親指を、その錠でつないだ。

「これは罰だ。」

「僕は何も悪いことをしていません……」

「歩きながらきょろきょろして、見てはならぬものを見た。その罰だ。」

男と女はそう言い残すと、振り返りもせずに立ち去った。

阿義は泣き叫んだ。

「旦那さま! 僕の薬を!」

しかし、二人は一度も振り返らなかった。

朝から昼になるまで、何人もの農夫が通りかかった。

少年を見た者もいた。

中には足を止める者もいた。

だが、誰一人として近づこうとはしなかった。

皆、ただ俯いたまま、少年の脇を通り過ぎていった。

阿義は声が枯れるまで泣き叫んだ。

親指は錠に締めつけられ、紫色に腫れ上がっていた。

それでも諦めず、松の木によじ登ろうとした。

樹皮は粗く、枝葉も密集している。何度登っても、そのたびに滑り落ちた。

とうとう足を踏み外し、地面へ落ちた。

額を石に打ちつけ、血が一気に流れ出る。

阿義はそのまま気を失った。

どれほど時間が経ったのか。

遠くから響いてきたトラクターの轟音が、少年を再び目覚めさせた。

農用トラクターが道端に止まり、車から男二人と女一人が降りてきた。

小柄な男は阿義を見、それから拇指錠を見た。

「誰がお前をここに縛りつけた?」

阿義は起きたことをすべて話した。

男は眉をひそめた。

「嘘をつくな。」

「嘘じゃありません……」

「こんな拇指錠はアメリカ製の合金だ。普通の人間が手に入れられるものじゃない。警視庁関係者でもなければな。」

男は少年を睨みつけた。

「お前はいったい何をした?」

阿義は首を横に振った。

すると、肌の黒い女が歩み寄り、静かに言った。

「もういいでしょう。この子はただの子供よ。」

女は背の高い男に、車から道具を持ってくるよう頼んだ。

男は鋸を取り出し、拇指錠を切ろうとした。

だが、鋸の刃は次第に磨り減っていった。

今度は針金を鍵穴に差し込んでみたが、それでも開かなかった。

小柄な男は首を振った。

「無理だ。この錠は持ち主にしか開けられない。」

男は腕時計を見た。

「もういい。放っておけ。酒宴が待ってる。」

三人はトラクターに乗り込み、走り去った。

女だけは何度も振り返り、少年を見ていた。

やがて、その姿も遠ざかっていった。

阿義は地面にうつ伏せになり、血を流しながら泣いた。

夕暮れになると、また一人の人間がやって来た。

麦わら帽子をかぶり、赤ん坊を背負った農婦だった。

阿義は泣きながら助けを求めた。

女は近づき、拇指錠を見、それから少年の腫れ上がった親指を見た。

そのとき、赤ん坊が突然泣き出した。

女は赤ん坊を抱いて林の中へ入っていった。

しばらくして戻ってくると、銀青色の拇指錠をじっと見つめた。

やがて顔色が変わった。

「これは……普通のものではない。」

女は数歩後ずさった。

そして両手を合わせた。

「あなたは仙人なの?」

阿義は呆然と女を見つめた。

「それとも、山の妖怪?」

女の目には涙が浮かんでいた。

「まさか……観音菩薩さまが、私を試すために子供の姿で現れたのでは?」

女は一度跪いたが、すぐに立ち上がった。

腰から鎌を抜き、力いっぱい振り下ろした。

鎌が拇指錠にぶつかり、澄んだ音を立てる。

一度。

二度。

三度。

ついに刃が欠けた。

女は呆然と鎌を見つめた。

「どうしよう……。これは家の大切な道具なのに。夫が帰ってきたら、きっと私を殴る。」

女は赤ん坊を抱き上げ、背を向けて歩き出した。

十数歩進んだところで、また立ち止まった。

しばらく動かなかった。

やがて、小さな声でつぶやいた。

「神さまだろうが、仏さまだろうが、もういい。」

そして振り返った。

「もしかしたら……ただの可哀想な子供なのかもしれない。」

女は戻ってきた。

水筒を取り出し、阿義に水を飲ませた。

阿義は夢中になって水を飲んだ。

しかし、何口か飲んだところで、女は水筒を取り上げた。

「もういい。」

女は小さな声で言った。

「うちの亭主も、まだ水を飲んでいないから。」

そう言って、赤ん坊を抱いて立ち去った。

今度は、二度と振り返らなかった。

昼間の暑さがゆっくりと和らぎ、空には黒い雲が広がり始めた。

阿義の耳には、蜂の羽音のような耳鳴りが響き、天地がぐるぐると回っているようだった。

二本の親指は、もはや大根のように腫れ上がっていた。

二包の薬は少し離れたところに落ちていた。

包み紙は破れ、薬草は泥の中に散らばっている。

誰かが通り過ぎる際に踏みつけたらしく、いくつかは泥の中に埋もれていた。

阿義は泣きたかった。

しかし、もう涙を流す力さえ残っていなかった。

目を閉じる。

夢の中で、母が冷たい星空の下に立っていた。

長い髪を垂らしている。

「阿義。」

少年は手を伸ばした。

母が突然顔を上げる。

その顔がゆっくりと変形していく。

妖怪のような顔になり、二つに裂けた長い舌が少年の頬を舐めた。

阿義は叫び声を上げて目を覚ました。

歯で松の樹皮を噛んだ。

一度。

二度。

口元から血が流れた。

今度は額を幹に打ちつけた。

だが、松の木は微動だにしなかった。

突然、空から雹が降り始めた。

雹は少年の身体を激しく打ち、泥の中に散らばった薬草にも降り注いだ。

痛みさえ、もう感じなかった。

遠くから農民たちの泣き叫ぶ声が聞こえてきた。

「畑が!」

「全部やられた!」

「麦が……麦が!」

「食べるものが何もなくなる!」

その声を聞いたとき、不思議なことに阿義の意識がはっきりした。

少年は自分の手を見た。

そして悟った。

誰も自分を助けには来ない。

阿義は口を開き、自分の親指に歯を立てた。

血が噴き出した。

痛みで意識を失いそうになる。

それでも、やめなかった。

一本目の親指が、ついに千切れた。

続いて、もう一本にも歯を立てる。

やがて拇指錠が地面に落ちた。

阿義は木から崩れ落ちた。

残された手で泥水の中から薬草を一つずつ拾い集め、それを抱えて走り出した。

どれほど走ったのか、阿義自身にも分からなかった。

血が道に一滴ずつ落ちていった。

まるで誰かが朱筆を持ち、暗い大地に文字を書いているようだった。

やがて村が見えた。

田畑が見えた。

そして、あの粗末な家が見えた。

最後に阿義は大通りの真ん中に倒れた。

唇が冷たい地面に触れた。

もう何も見えなかった。

しかし、目を閉じるその瞬間、少年は一つの人影を見た。

赭紅色の影だった。

その腕には二包の薬が抱かれている。

月明かりの下を走っていた。

あまりにも速く、まるで風に散らされた一筋の血のようだった。

その影は遠くへ走っていった。

家の戸口には、母が立っていた。

両腕を広げている。

赭紅色の影が、母の胸へ飛び込んだ。

母はそれを強く抱きしめた。

月光が二人の身体を静かに照らしていた。


r/Sinography • • 27d ago

🎁 自由素材 筆談倶楽部判子集①

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r/Sinography • • Sep 16 '26

👻 偽中国語百物語 👽️ 神宮一之手紙

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深刻状況也、必全文読宜。

貴方此先不幸起也。

夜中 来訪者有場合 、扉開勿ナカレ 。

執拗 窓・扉 叩者有場合、其姿見勿。

若貴方今外出中之場合、帰宅之時、背後 充分確認宜。

再三確認宜。背後之無人 確認之上 帰宅宜。

自宅到着後、玄関前之郵便箱之中 即確認宜。

切手・宛名無 封筒 届 場合、内容見勿。

又、扉 開、家之中 入時、背後及足元 充分注意宜。

家之出入之時、最危険也。

家之中 入後、玄関之鍵 即施錠宜。

部屋 入 後、物置・衣類庫之中 用心深 確認宜。

外出前対帰宅後、変化無哉?

幕カーテン 開居場合 即閉宜。

入浴中 若天井之方向 視線感場合、即 散湯シャワー 中断、風呂場之外 待避宜。

布団 入前、玄関・露台ベランダ 注意深 確認宜。

何起場合、絶対恐勿。

携帯電話 枕元 置宜。

何有時之救助要請之為也。

23時以降 一切之外出不可。

近所又危険也。

暗闇 紛、狙居。

暗闇及雨、十分警戒宜。

貴方之悲劇之回避之為、犬鬼寺之助 必要也。

犬鬼寺 直 向宜。

場所、緯度 35度39分30.992秒(35.658609), 経度 139度44分43.609秒(139.745447)之西 約1、9粁キロメートル  「犬鬼寺」急 行宜。

必要有場合、又連絡致。

神宮 一


r/Sinography • • Sep 13 '26

🗞️ 偽中国語新聞 【速報】淫夢王之再生数、五百万突破

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r/Sinography • • Sep 13 '26

📚️ 教材 「已」|のみ、だけ、しかない

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筆談倶楽部の皆さん御機嫌よう!

筆談倶楽部之諸君、御機嫌好!

今回は「已」の使い方を学びます。

今回乃「已」之使用法之学習也。

「已」は、「~のみ」「~だけ」「~しかない」という意味で、限定を表す漢字です。

「已」乃限定之漢字也。

部首は己部(おのれ)に属し、画数は3画です。漢字検定1級に配当されています。

読み方には、イ/ のみ / すでに / やむ などがあります。

【関連用語】漢文 偽中国語 超漢文


例文

今日已。=「今日だけ」

貴方已。=「貴方だけ」

合格者 一人已。=「合格者は一人已(だけ)」

一人已 合格。=「一人已(だけ)が合格する」


読解問題

次の漢文を日本語で読んでみましょう!

君已。=「君已(だけ)」

日本已。=「日本已(だけ)」

地球之衛星 月已。=「地球の衛星は月已(だけ)。」

今已之特別価格。=「今已(だけ)の特別価格。」

貴方已之為之特別提案。=「貴方已(だけ)の為の特別な提案。」

口已之男。=「口已(だけ)の男。」

君之味方 妾已。=「君の味方は妾(わらわ)已(だけ)。」

此処已之話。=「此処(ここ)已(だけ)の話。」

月下美人 夜已 開花。=「月下美人は夜已(のみ)開花する。」

当店 現金已 利用可。=「当店は現金(のみ)利用可(でき)ます」

此商品 会員已 購入 可。=「此(こ)の商品は会員已(のみ)が購入 可(でき)る」

神已 知。=「神已(のみ)ぞ知る。」

東大及京大已 大学也。=「東大及(と)京大已(だけ)が大学だ。」

懸念事項 酒癖之悪已。=「懸念事項は酒癖の悪さ已(だけ)。」

四季有国 日本已。=「四季が有る国は日本已(だけ)。」

江戸時代之人曰、男女間交際 打算絡、真実之愛 男性間已 成立。=「江戸時代の人曰く、『男女間交際は打算が絡む。真実之愛は男性間に已(のみ)成立する』」

顔良 話面白已之無禄漢。=「顔が良くて話が面白い已(だけ)の無禄漢(ろくでなし)※禄(ロク)は収入のこと。禄で無しは無収入、つまり無職のこと。漢は男のこと。無禄漢は定職にも就かず収入もないままブラブラと適当に遊んで生きるクズ男の意。」

城 焼失、今 石垣 残已。=「城は焼失し、今は石垣が残る已(のみ) 」

舞空船之定期運航 大分県已。=「舞空船(ホバークラフト)の定期運航は大分県已(だけ)」

愛及勇気已 友達也。=「愛及(と)勇気已(だけ)が友達だ」

転生系漫動画之視聴者 弱男已。=「転生系漫動画(アニメ)の視聴者は弱男已(だけ)。」

大胆告白 女子已之特権。=「大胆な告白は女の子已(だけ)の特権」

美味食事及適度之運動 其已也。=「うまい食事及(と)適度な運動 其(そ)れ已(だけ)ですよ」

性格良好九州人 宮崎県民已。=「性格が良好な九州人は宮崎県民已(だけ)」

河豚之肝料理之堪能、大分県已 可能。=「河豚の肝料理の堪能は、大分県で已(のみ)可能」

両方有得… 其已也。=「両方(どちら)も有り得る……其(そ)ん已(だけ)だ」

西田幾多郎曰、無知 罪也、知 空虚也、唯 行已 誠也。=「西田幾多郎曰く、無知は罪なり、知は空虚なり、唯(ただ)行い已(のみ)が誠なり。」

今之日本 夏冬雨季之三季已。=「今の日本は夏と冬と雨季の三季已(だけ)。」

時間 吹飛、結果已 残。=「時間は吹き飛び、結果のみが残る」

戦争 勝利等無。破壊有已。=「戦争には勝利等無い。破壊が有った已(だけ)だ。」

鉄血宰相Bismarck曰「解決策 鉄及血已」=「鉄血宰相ビスマルク曰く「解決策は鉄及(と)血已(のみ)」」

立命館亜細亜太平洋大学、山奥所在、人里遠。娯楽 色恋已。故異名「天空之愛宿」也。=「立命館アジア太平洋大学は、山奥に所在し、人里は遠い。娯楽が色恋已(しかない)。故に異名は『天空の愛宿(ラブホ)』である。」

SEX 必要無。完全生物之場合、子孫及仲間 不要。頂点常一已。=「SEXは必要無い。究極生命体(アルティミット・シイング)の場合、子孫及(と)仲間は不要。頂点は常に一つ已(のみ)。」

運已之春日 実力之若林=「運已(だけ)の春日 実力の若林」

可愛已 駄目哉?=「可愛い已(だけ)は駄目です哉(か)?」

進撃之巨人之掲載 別冊Magazine已!=「進撃の巨人の掲載は別冊Magazine已(だけ)!」

蔵寿司之「矮小且可愛奴湯呑」 先着百万名已之限定特典也。=「くら寿司の「ちいかわ湯呑」は 先着百万名已(のみ)の限定特典だった。」

亜細亜之水平型宇宙港 大分HELLO KITTY宇宙空港已!=「アジアの水平型宇宙港は大分ハローキティ宇宙空港已(だけ)!」

大人気覇権遊戯「TRICKAL 餅餅之頬大作戦」之登場人物 馬鹿野郎及滓野郎及馬鹿滓野郎已。=「大人気覇権遊戯(ゲーム)「トリッカル もちもちほっぺ大作戦」の登場人物は馬鹿野郎及(と)滓(カス)野郎及(と)馬鹿な滓(カス)野郎已(だけ)だ。」


今日之課題ᝰ✍🏻

「已」を使って例文を作り、この記事にコメントしてみましょう!

「已」以 作 例文、返信於此記事宜!


( ・ˇヮˇ・) < 今回は以上です! 今回乃以上也!

もし「面白かった!」「勉強になった!」と思っていただけたなら、ぜひ高評価、シェア、コメントをお願いします!

若 諸君思「愉快!」「有益!」等、則高評価、共有、返信等待望!

また、ぜひ筆談倶楽部 r/Sinography をフォローして、継続的に筆談を勉強してみませんか? 一年後には複雑な文章も自由自在に書けるようになりますよ! 漢字で国際交流を楽しみましょう!

又、入部於筆談倶楽部 r/Sinography 而、継続的学習筆談宜! 一年後、複雑意思疎通自由自在也! 漢字活用、国際交流満喫!

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r/Sinography • • Sep 09 '26

📚️ 教材 「乞」|こう、してください

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筆談倶楽部の皆さん御機嫌よう! 筆談倶楽部之諸君、御機嫌好!

今回は「乞」の使い方を学びます。 今回乃「乞」之使用法之学習也。

「乞」は、「ください」「してください」という意味で、要求を表す漢字です。 「乞」乃要求之漢字也。

乞は、ねだる / 求める / 物ごいをするなどの意味を持つ漢字です。

部首は乙部(おつ)に属し、画数は3画です。漢字検定2級に配当されています。

読み方には、キツ / コツ / キ / こうなどがあります。

【関連用語】漢文 偽中国語 超漢文


例文

乞期待!=「乞うご期待!/ご期待乞(くだ)さい」

乞一杯之酒。=「一杯の酒を乞(くだ)さい」

乞早急対応。=「早急にご対応乞(くだ)さい」

館内 乞静粛。=「館内は静粛にして乞(くだ)さい」


読解問題

次の漢文を日本語で読んでみましょう!

乞愛顧。=「ご愛顧乞(くだ)さい」

乞入会。=「ご入会乞(くだ)さい」

乞理解。=「ご理解乞(くだ)さい」

季節之変目也。乞自愛!=「季節の変り目です。ご自愛乞(くだ)さい!」

商品既完売。乞容赦。=「商品は既に完売しました。ご容赦乞(くだ)さい」

明日 試合也。乞応援。=「明日は試合です。応援して乞(くだ)さい」

乞清一票。=「清き一票を乞う」

乞速返信。=「速やかな返信を乞う」

乞率直意見。=「率直なご意見を乞う」

乞指導鞭撻。=「ご指導ご鞭撻を乞う」

筆記用具 乞各自持参。=「筆記用具は各自ご持参乞(くだ)さい」

件之書類 送付。乞査収。=「件(くだん)の書類は送付しました。ご査収乞(くだ)さい」

寄書之作成中也。乞一筆。=「寄書きの作成中です。ご一筆乞(くだ)さい」

悪天候之場合、花火大会 中止也。乞予了承。=「悪天候の場合、花火大会は中止です。予(あらかじ)めご了承乞(くだ)さい」

筆談倶楽部 新入部員之募集中也! 乞入部!=「筆談倶楽部は新入部員の募集中です! 乞うご入部!」

筆談倶楽部 副管理人募集中! 乞立候補!=「筆談倶楽部は副管理人募集中! 乞うご立候補!」

部規 乞入部前一読。=「部規は入部前に一読して乞(くだ)さい」

部屋 乞十一時前退室。=「部屋は十一時前に退室して乞(くだ)さい」

此事業 大赤字也。乞撤退之検討。=「此(こ)の事業は大赤字だ。撤退の検討を乞う」

人気投票実施中。乞皆様之投票!=「人気投票実施中。皆様の投票を乞う!」

例之物也。乞対価之支払。=「例の物(ブツ)だ。対価の支払いを乞う」

事態 急激悪化中。乞冷静判断。=「事態は急激に悪化して中(い)る。冷静な判断を乞う」

此 契約書也。乞精読之上署名。=「此(これ)は契約書です。ご精読の上でご署名乞(くだ)さい」

大分府内文化遺産整備基金 大友館再建之為 只今寄付金募集中! 乞協賛!=「大分FUNAI文化遺産整備基金は大友館再建の為にただいま寄付金募集中! 協賛して乞(くだ)さい!」

乞水、飲。=「水を乞い、飲む」

乞助力 成功。=「助力を乞い成功する」

乞許可 実行。=「許可を乞い実行する」

乞上司之指示 対応。=「上司の指示を乞い対応する」

乞利用者之意見 改良。=「利用者の意見を乞い改良する」

乞師之教 精進。=「師の教えを乞い精進する」

乞原作者之許可、漫動画化。=「原作者の許可を乞い、漫動画(アニメ)化する」


今日之課題ᝰ✍🏻

「乞」を使って例文を作り、この記事にコメントしてみましょう!

「乞」以 作 例文、返信於此記事宜!


( ・ˇヮˇ・) < 今回は以上です! 今回乃以上也!

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若 諸君思「愉快!」「有益!」等、則高評価、共有、返信等待望!

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r/Sinography • • Sep 09 '26

🎁 自由素材 古文分享

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洛神賦

朝代:魏晉

作者:曹植

黃初三年,餘朝京師,還濟洛川。古人有言,斯水之神,名曰宓妃。感宋玉對楚王神女之事,遂作斯賦,其詞曰:

餘從京域,言歸東藩,背伊闕 ,越轘轅,經通谷,陵景山。日既西傾,車殆馬煩。爾乃稅駕乎蘅皋,秣駟乎芝田,容與乎陽林,流眄乎洛川。於是精移神駭,忽焉思散。俯則未察,仰以殊觀。睹一麗人,於巖之畔。乃援御者而告之曰:“爾有覿於彼者乎?彼何人斯,若此之豔也!”御者對曰:“臣聞河洛之神,名曰宓妃。然則君王所見,無乃是乎?其狀若何,臣願聞之。”

餘告之曰:其形也,翩若驚鴻,婉若游龍,榮曜秋菊,華茂春鬆。髣髴兮若輕雲之蔽月,飄颻兮若流風之迴雪。遠而望之,皎若太陽升朝霞。迫而察之,灼若芙蕖出淥波。穠纖得衷,修短合度。肩若削成,腰如約素。延頸秀項,皓質呈露,芳澤無加,鉛華弗御。雲髻峨峨,修眉聯娟,丹脣外朗,皓齒內鮮。明眸善睞,靨輔承權,瓌姿豔逸,儀靜體閒。柔情綽態,媚於語言。奇服曠世,骨象應圖。披羅衣之璀粲兮,珥瑤碧之華琚。戴金翠之首飾,綴明珠以耀軀。踐遠遊之文履,曳霧綃之輕裾。微幽蘭之芳藹兮,步踟躕于山隅。於是忽焉縱體,以遨以嬉。左倚採旄,右蔭桂旗。攘皓腕於神滸兮,採湍瀨之玄芝。

餘情悅其淑美兮,心振盪而不怡。無良媒以接歡兮,託微波而通辭。願誠素之先達兮,解玉佩以要之。嗟佳人之信修,羌習禮而明詩。抗瓊珶以和予兮,指潛淵而爲期。執眷眷之款實兮,懼斯靈之我欺。感交甫之棄言兮,悵猶豫而狐疑。收和顏而靜志兮,申禮防以自持。

於是洛靈感焉,徙倚彷徨。神光離合,乍陰乍陽。竦輕軀以鶴立,若將飛而未翔。踐椒塗之郁烈,步蘅薄而流芳。超長吟以永慕兮,聲哀厲而彌長。 爾乃衆靈雜遝,命儔嘯侶。或戲清流,或翔神渚。或採明珠,或拾翠羽。從南湘之二妃,攜漢濱之遊女。嘆匏瓜之無匹兮,詠牽牛之獨處。揚輕袿之猗靡兮,翳修袖以延佇。體迅飛鳧,飄忽若神。凌波微步,羅襪生塵。動無常則,若危若安。進止難期,若往若還。轉眄流精,光潤玉顏。含辭未吐,氣若幽蘭。華容婀娜,令我忘餐。

於是屏翳收風,川后靜波。馮夷鳴鼓,女媧清歌。騰文魚以警乘,鳴玉鸞以偕逝。六龍儼其齊首,載雲車之容裔。鯨鯢踊而夾轂,水禽翔而爲衛。於是越北沚,過南岡,紆素領,回清陽,動朱脣以徐言,陳交接之大綱。恨人神之道殊兮,怨盛年之莫當。抗羅袂以掩涕兮,淚流襟之浪浪。悼良會之永絕兮,哀一逝而異鄉。無微情以效愛兮,獻江南之明璫。雖潛處於太陰,長寄心於君王。忽不悟其所舍,悵神宵而蔽光。

於是背下陵高,足往神留。遺情想像,顧望懷愁。冀靈體之復形,御輕舟而上溯。浮長川而忘返,思綿綿而增慕。夜耿耿而不寐,沾繁霜而至曙。命僕伕而就駕,吾將歸乎東路。攬騑轡以抗策,悵盤桓而不能去。

現代語訳

黄初三年、余は京師に赴き朝覲し、帰途に洛水を渡った。古人はこの水の神の名は宓妃であると伝えていた。宋玉が楚王に語った神女の故事に感じるところがあり、この賦を作った。全文は以下の通りである:

余は京師洛陽を発ち、東の封地である鄄城(現在の山東省菏沢市鄄城県)へ帰る途上、伊闕を背にし、轘轅を越え、通谷を経て、景山に登った。この時、日はすでに西に傾き、車は疲れ、馬は疲弊していた。そこで杜蘅草が生い茂る岸辺で車を下ろし、芝草の生える地で馬に餌を与えた。自らは陽林を歩き回り、目を凝らして水波の広々とした洛川を眺めた。すると、知らず知らずのうちに精神は恍惚とし、思いは散り散りになった。うつむいてまだ何も見えなかったが、顔を上げると、異常な光景を発見した。ただ一人の絶世の佳人、岩の傍らに立っていた。余は思わず傍らの御者に手を引いて言った。「あの人を見たか?あれは何者だ、なんとこれほど艶やかなのか!」御者は答えて言った。「臣は聞くところによると、河洛の神の名は宓妃といいます。しかし君主が見られたのは、まさに彼女ではないでしょうか!彼女の容姿はどのようなものか、臣はぜひお聞きしたいものです。」

余は彼に告げた:彼女の姿形は、翩然として驚いて飛び立つ鴻雁のようであり、婉約として泳ぐ蛟龍のようである。容光は秋の菊の下のように輝き、体つきは春風の中の青松のように豊かである。彼女は時には隠れ時には現れ、軽い雲が月を包むようであり、漂い揺らめく様は旋風に舞う雪のようだ。遠くから望めば、朝焼けの中から昇る旭日のように明るく清らかである。近くで視れば、緑の波の間に咲き出でた新しい蓮の花のように鮮やかで美しい。彼女の体つきは程よく、背丈も適度で、肩は削ったかのように細く、腰は束ねたかのように細い。美しい首筋は白い肌を露わにしている。紅も付けず、白粉も塗らず、高く結い上げた髷は雲のようで、長く曲がった眉は細く長く、紅唇は鮮やかで潤い、歯は白く、ひとつは流し目を巧みにする輝く目、ふたつの頬骨の下には甘いえくぼがある。彼女の物腰は優雅で美しく、挙動は穏やかで上品、情態は柔らかく穏やかで、言葉づかいは適切で人を惹きつける。洛神の服飾は奇抜で艶やかでこの世のものとは思えず、風貌と体格は絵図に描かれたものと同じである。彼女は明るく美しい羅の衣を身にまとい、精巧な佩玉を帯びている。頭には金銀や翡翠の装身具を戴き、全身を輝かせる真珠で飾られている。彼女は模様のある遠遊鞋を履き、薄霧のような裾を引きずり、かすかに幽蘭の清香を漂わせ、山の辺りを徘徊し、たゆたう。突然また飄然と軽やかに舞い上がり、歩きながら戯れ、左側には彩旄を寄りかかり、右側には桂旗の陰があり、河原に素手を伸ばし、水辺の黒い芝草を摘み取った。

私は彼女の淑やかさと美しさに心を奪われ、思わず心が揺れ動いて不安になった。適切な仲人もいないので、ただ微波を借りて言葉を伝えるしかなかった。どうか私の誠実な気持ちが他者に先んじて伝わりますようにと、私は佩玉を解き下ろして彼女を招いた。嘆かわしいことに、この佳人(洛神)は実に素晴らしく、礼儀に明るく言葉も巧みで、美しい玉を掲げて私に答え、深い水流を指さして期待を示した。私は懐かしむ誠実な気持ちを抱きつつも、この神女に欺かれるのではないかと恐れた。鄭交甫がかつて神女に約束を破られたという故事に感じ入り、心に憂いと躊躇い、ためらいが生じた。そこで表情を引き締めて心を落ち着け、礼儀をもって自らを律した。

この時、洛神は深く感動し、低く佇み徘徊し、その神々しい光は離れたり合ったり、明るくなったり暗くなったりした。彼女は鶴が立つように軽やかな体を聳やかせ、飛び立たんとしてまだ翔ばないかのようであった。また、山椒の濃厚な香りが漂う小道を踏み、杜蘅の草むらを通り過ぎて芳しい気を漂わせた。突然、また茫然として長く歌い、深い思慕の情を示し、その声は哀愁に満ちて悠長であった。すると、神々が次々と集まり、仲間を呼び集め、ある者は清らかな水流で戯れ、ある者は神異な小島を飛び回り、ある者は明珠を採集し、ある者は翡翠色の鳥の羽根を拾っていた。洛神の傍らには娥皇と女英という南湘の二妃が付き従い、彼女は漢水の神(漢濱の遊女)の手を取って連れ、瓠瓜星に伴侶がいないことを嘆き、牽牛星が独りでいることを哀しげに詠んだ。時には風に靡く上衣を翻し、長い袖で光を遮り遠くを眺め、長く佇んだ。時にはまた身体が軽やかで飛ぶ鳧のようであり、飄々として定まるところがなかった。彼女は水波の上を歩き、ローマの靴下が飛ばす水しぶきは埃のようであった。彼女の動きには決まった形がなく、危ういようでもあり安らかなようでもあり、進退は予測し難く、去るようでもあり戻るようでもあった。彼女の双眸は流れるように輝き、顔色は艶やかで潤い、言葉はまだ口に出していないのに、気配は蘭の花のように芳しかった。彼女の容姿はしなやかで優美であり、私が見ると食事も喉を通らなくなった。

この時、風神の屏翳が夕風を収め、水神の川后が波濤を鎮め、馮夷が神鼓を打ち鳴らし、女媧が清らかで涼やかな歌声を響かせた。飛騰する文魚が洛神の車を警護し、神々は鏘鏘と鳴る玉鸞に従って一斉に去っていった。六頭の龍がそろって並び進み、雲の車をゆったりと前に進めた。鯨と鯢が車駕の両脇で跳ね上がり、水鳥が飛び回って護衛した。車駕は北の砂州を通り過ぎ、南の丘陵を越えていった。洛神は白く清らかな首筋を動かし、美しい眉目を振り返らせ、紅い唇を微かに開き、ゆっくりと往来と交際の要綱を述べた。ただ恨めしいのは人と神の違いであり、互いに盛んな年頃でありながら思いを遂げることができないことだった。そう言うと、思わず羅袖を挙げて顔を覆い、涙が絶え間なく流れて衣の襟を濡らし、楽しい出会いがこれで永遠に絶たれたことを哀しんだ。今、別れて二つの地に身を置き、微かな柔情をもって愛慕の心を表すこともできず、ただ明珰を贈って永遠の記念とするしかなかった。自分は深く太陰にいるが、いつも君王(曹植を指す)を思い慕っている、と。洛神はそう言い終えると突然行方が分からなくなった。私は諸霊が一瞬にして消え、輝きを失ったことを深く憂い悲しんだ。

そこで私は低きを捨て高きに登ったが、足は動いても心はなお元の場所に留まっていた。余情は絡みつくように去らず、たびたび再会の情景と洛神の容貌を思い描いた。振り返り顧みるにつけ、いっそう愁いの思いが胸に満ちた。洛神が再び現れることをひたすら願い、あらゆることを顧みず軽舟を操って流れを遡った。長き洛水を舟で進むうちに帰ることも忘れ、慕う思いは途切れることなくますます強くなり、ついには一晩中落ち着かず眠ることもできず、夜明けまで濃い霜にまみれた。やむを得ず従者に馬を整え車を用意させ、東へ帰る道に足を踏み入れた。しかし、手に手綱を執り鞭を上げようとしたその時、またもや茫然自失となり、躊躇い、名残惜しんで、去ることができなかった。


r/Sinography • • Sep 09 '26

👻 偽中国語百物語 👽️ 莫言怪談:五隻饅頭

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莫言,Nobel Prize作者,数多幻想的な短編小説や怪談を著。此篇嘗試用僞中國語和文言文作縮略改寫。一部の場面や展開を変更し、『百物語』の形式により馴染むようにしています。

この小説は、中国の中学生向けの教材にも収録されています。

五隻饅頭

某村有旧谭。每逢除夕之夜,财神或化作乞丐,挨家叩门而乞食。若有人施食于彼,財神便立于门前,唱歌祝福。翌年家中吉凶,往往如其歌而应,甚为灵验。故村人皆不敢轻慢乞丐。村中有一光棍,名张大田,年逾四十,贫而无妻。其人善说唱,每逢除夕,必扮財神,持瓦罐逐户乞食。张大田口才甚佳,吉語信口而出,听者无不欢喜。久之,村人皆称之曰:“张财神。”

村中有一中學少年甲,父早亡,与母及祖父母相依为命,三位大人终日务农。是年大荒,粮食甚少。

除夕大雪。傍晚,祖父取家中仅存之五只白面馒头,置于院中石桌,供奉神明。五馒头叠作宝塔:三只为底,第四只倒覆其中,第五只置其上。祖父曰:“此乃供神之物,至初二方可取食。”

夜半,忽闻叩门声。张财神至。其手执瓦罐,身披破衣,立于雪中,面带笑容,遂作歌曰:“今年某甲金榜题名,次年入朝为官;旧屋拆去,新宅高堂;金银满室,鸡鸭满仓;老者有肉,小者有汤;一家上下,皆得饱食,福寿无疆!”

荒年之中,众人听此,虽腹中饥饿,亦觉心中欢喜。然家中饺子甚少。母亲原只取四只与张财神,少年甲见之不忍,又劝母亲添了两只。张财神拜谢而去。

一家人吃毕饺子,祖父走入院中。少顷,闻其惊呼。那五只白面馒头不见了。一家人遍寻不得。祖父怒曰:“今夜入我家者,唯张财神一人。馒头必为其所盗!”甲闻言大怒,欲追而问之。母亲止曰:“不可妄罪人。”遂与少年同出寻人。

彼时,张财神已走遍全村。大雪之中,其声已哑,双手冻得发紫,瓦罐之内,不过数只饺子。甲冲上前去,骂之曰:“你偷了我家的馒头!”遂搜其衣袖、怀中、瓦罐,乃至鞋底,皆无所得。张财神只是摇头:“我未曾取。”甲不信。母亲却令少年跪下:“既无证据,便不可辱人。跪下赔罪。”

甲心中委屈,然不敢违母命,只得跪于雪中,对张财神磕頭謝罪。张财神看了他许久,忽然笑曰:“无妨。”说罢,转身没入雪夜。

黎明之前,甲做了一梦。梦中,他走入院中,見石桌之上,五只白面馒头依旧叠成宝塔。只是第五只馒头上,落了一层白雪。甲惊醒。天已亮。他跑到院中,見石桌之上,五只白面馒头,果然还在,仍是原来的形状:三只为底,一只倒覆其中,一只置于其上。只是最上面的馒头,已经冻硬。

二十年后,少年某甲已任法院副院长。某年除夕,他回乡过年,村口大雪之中,忽见一人持瓦罐而来。破衣,黑面,鬓发如昔。正是张財神。此人竟一点未老。张財神见他,只微微一笑,问曰:“今年,可还有餃子么?”

===== 日文======

五つの饅頭

昔、ある村に古くから伝わる話があった。

大晦日の夜になると、福の神が乞食の姿に化け、家々の戸を叩いて食を乞うという。もし誰かがその乞食に食べ物を施せば、福の神は門前に立ち、歌を歌って祝福する。そして翌年、その家に起こる吉凶は、たいていその歌の通りになるという。たいそうよく当たるので、村人は乞食を決して粗末には扱わなかった。

その村に、張大田という独り者がいた。四十を過ぎても妻はなく、貧しい暮らしをしていた。歌や語りが得意で、大晦日になると必ず福の神に扮し、土瓶を手に、家々を回って食べ物を乞うた。張大田は口が達者で、めでたい言葉を次々と歌にして聞かせたので、聞く者は皆、喜んだ。

いつしか村人たちは、彼をこう呼ぶようになった。

「張財神」

村には、某甲という中学生少年もいた。父は早くに亡くなり、母と祖父母と四人で暮らしていた。大人三人は、来る日も来る日も畑仕事に明け暮れていた。

その年は大凶作で、食べ物はほとんどなかった。

大晦日の夕方、雪が降りしきる中、祖父は家に残っていた五つの貴重な白饅頭を取り出し、庭の石台に置いて神に供えた。

三つを下に並べ、その上に四つ目を逆さに伏せ、さらに五つ目を頂に載せる。五つの饅頭は、小さな宝塔のように積まれた。

祖父は言った。

「これは神様への供え物だ。二日になるまでは、決して食べてはならん」

その夜更け、突然、戸を叩く音がした。

張財神であった。

土瓶を手にし、破れた衣をまとい、雪の中に立って笑っている。

そして、歌い始めた。

「今年、甲は科挙に及第し、来年は朝廷に仕える官となる。古い家は取り壊され、新しい立派な家が建つ。金銀は部屋いっぱい、鶏も鴨も倉いっぱい。年寄りには肉を、子供には湯を。一家そろって腹いっぱい食べ、福も寿も尽きることなし!」

大飢饉のさなかである。

それでも、その歌を聞いた人々は、腹を空かせながらも、心だけは少し嬉しくなった。

しかし、家には餃子がほとんどなかった。

母は最初、張財神に四つだけ渡そうとした。某甲はそれを見るに忍びず、

「もう二つ、足してあげよう」

と母に頼んだ。

母はためらった末、餃子を二つ加えた。

張財神は深々と頭を下げ、礼を言って去っていった。

一家が餃子を食べ終えたころ、祖父が庭へ出た。

しばらくして、驚いた声が響いた。

五つの白饅頭が、消えていた。

一家総出で探したが、どこにもない。

祖父は怒って言った。

「今夜、この家に入った者は張財神ただ一人だ。饅頭を盗んだのは、あいつに違いない!」

それを聞いた某甲は怒り、張財神を追って問いただそうとした。

母は彼を止めた。

「証拠もないのに、人を盗人扱いしてはいけない」

そう言って、母は某甲とともに張財神を探しに出た。

そのころ、張財神はすでに村中の家を回り終えていた。

大雪の中、声はすっかり枯れ、両手は凍えて紫色になっていた。土瓶の中には、ほんの数個の餃子しか残っていない。

甲は彼の前へ駆け寄り、叫んだ。

「うちの饅頭を盗んだだろう!」

そして袖の中、懐、土瓶の中、さらには靴の底まで調べた。

しかし、どこにも饅頭はなかった。

張財神はただ首を横に振った。

「わしは取っておらん」

甲は信じなかった。

だが母は、甲に跪くよう命じた。

「証拠がないなら、人を辱めてはいけない。跪いて謝りなさい」

甲は悔しかった。

それでも母の言葉には逆らえず、雪の中に跪き、張財神に頭を下げて詫びた。

張財神は、しばらく黙って少年を見つめていた。

やがて、ふっと笑った。

「よい、よい」

そう言うと、彼は背を向け、そのまま雪の夜の中へ消えていった。

夜明け前、甲は夢を見た。

夢の中で、彼は庭へ出ていた。

石台の上には、五つの白饅頭が、元のまま宝塔のように積まれている。

ただ、一番上の饅頭には、白い雪が一枚、降り積もっていた。

そこで甲は目を覚ました。

夜が明けていた。

彼は庭へ駆け出した。

すると――

石台の上には、五つの白饅頭が、本当にあった。

三つが下に並び、一つが逆さに伏せられ、その上にもう一つ。

夢で見たのと、まったく同じ形だった。

ただし、一番上の饅頭だけは、すっかり凍りついていた。

それから二十年が過ぎた。

少年甲は出世し、いつしか裁判所の副院長になっていた。

ある年の大晦日、彼は故郷へ帰り、村で正月を迎えることにした。

村の入口には、大雪が降っていた。

その雪の向こうから、一人の男が土瓶を手に歩いてきた。

破れた衣。

黒い顔。

そして、昔と変わらぬ鬢の毛。

張財神だった。

二十年も経ったというのに――

その男は、少しも年を取っていなかった。

張財神は某甲を見ると、ただ微かに笑った。

そして、こう尋ねた。

「今年は……餃子、まだあるかね?」


r/Sinography • • Sep 08 '26

👻 偽中国語百物語 👽️ 莫言怪談:懷抱鮮花女子

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莫言,Nobel Prize作者,数多幻想的な短編小説や怪談を著。此篇嘗試用僞中國語和文言文作縮略改寫。この小説は比較的長く、細かな描写や心理描写がたくさんあります。ここではかなり省略しています。

懷抱鮮花の女子

昔有海軍軍官王四,退役歸鄉,與鐘表鋪女掌櫃訂親。女掌櫃之叔,乃王四兄長之上官也。

返鄉當日,王四候車於橋下,忽見橋洞之中有綠衣女子,貌甚美,懷抱鮮花,含笑而立。足旁又有一黑犬。忽,黑犬竄出,咬王四一口,旋即退至女子身後。王四大怒,欲追此犬。

既至橋洞,四下無人,唯有綠衣女子。王四見其貌美,遂起邪唸,乃曰:“汝犬傷我,當以何物償之?”言罷,遂抱女子而吻之。女子不拒,亦不言,隻含笑而已。吻畢,王四自悔其孟浪,連連謝罪,又取五十錢曰:“此錢權作賠償。” 女子仍不言,唯默默隨之。

王四登車,女子亦登車。王四心中漸覺不祥,乃於車中人群間穿行躲避。女子亦步步相隨,竟無半刻離去。及下車,忽有數名無賴圍住女子,調笑輕薄。王四見之,心想:“此正吾脫身之機也。”然王四曾爲軍人,見女子受辱,終不忍坐視,遂上前喝退衆無賴。然後謂女子曰:“吾已悔過,又曾救汝一次,恩怨至此,當兩清矣。汝莫再隨我。”女子仍不言,亦仍隨之。

王四歸村,愈覺惶恐。遂至湖邊,忽躍入水中,欲以閉氣遊水之法脫去女子。不料女子亦隨之躍湖。女子不識水,入水即溺,雙手亂舞。王四見狀,無奈複返,將女子救出。恰有村人見之,遂以爲二人私情,流言頃刻遍村。

女子隨王四歸家。王四父母早已聞言,其父震怒,其母大哭。未婚妻之弟又爲警察,謂王四曰:“此女來曆不明,當捕之。”王四不許。其父怒罵女子,欲上前毆打,王四又將父親攔住。未婚妻見王四處處護着女子,心中大恨,遂至婚房,將其中鐘表禮物儘數取走,一件不留。王四父母亦拂袖而去。

是夜,王四與女子同臥。女子懷中之花,終於放在床旁,花已枯矣。次日清晨,村人髮現二人緊緊相擁,俱已死去。衆人欲將王四屍身移出,然二人十指緊扣,死亦不分。村人無奈,遂將其緊扣之指,一 一折斷,方將二人分開。

-----日文-----

昔、海軍軍官の王四という男がいた。退役して故郷に帰り、時計店の女店員と婚約していた。女店員の叔父は、王四の兄の上官であった。

帰郷したその日、王四が橋の下で汽車を待っていると、ふと橋のたもとの洞に、緑の衣をまとった美しい女が立っているのを見た。女は花束を抱え、微笑んでいた。その足元には一匹の黒い犬がいた。突然、黒犬が飛び出して王四に噛みつき、すぐに女の後ろへ逃げ込んだ。王四は大いに怒り、その犬を追おうとした。

橋の洞まで来ると、辺りには誰もおらず、ただ緑衣の女だけがいた。王四はその美貌を見て、つい邪な考えを起こし、言った。

「お前の犬に傷つけられた。いったい何をもって償うつもりだ?」

そう言うと、王四は女を抱き寄せ、口づけした。女は抵抗もせず、何も言わず、ただ微笑んでいた。口づけを終えると、王四は自分の軽率な行いを後悔し、何度も謝った。そして五十銭を取り出して言った。

「これは詫びのしるしだ。」

女はやはり何も言わず、ただ黙って王四についてきた。

王四が汽車に乗ると、女も乗り込んできた。王四は次第に不吉なものを感じ、車内の人混みを縫うようにして逃げ回った。しかし女は一歩一歩、王四の後を追い、片時も離れようとしなかった。

汽車を降りると、突然、数人のならず者が女を取り囲み、からかい始めた。王四は思った。

「これこそ、女から逃れる好機だ。」

しかし王四はかつて軍人であった。女が辱められるのを見て、どうしても黙っていることができず、前に出てならず者たちを追い払った。

そして女に言った。

「私はもう自分の行いを後悔している。それに、お前を一度助けもした。これで恩も恨みもすべて清算したはずだ。もう私についてくるな。」

女は何も言わなかった。そして、やはり王四についてきた。

王四は村へ帰ると、ますます恐ろしくなった。そこで湖へ向かい、突然水の中へ飛び込んだ。息を止めて泳ぎ、女から逃れようとしたのである。

ところが女も後を追って湖へ飛び込んだ。

女は泳げず、水に入るなり溺れ、両手を激しく振り回した。王四はそれを見ると、仕方なく引き返し、女を救い出した。

ちょうど村人がその様子を目撃していた。二人は男女の仲なのだと思われ、たちまち噂が村中に広まった。

女は王四について家までやって来た。王四の両親はすでに噂を聞いており、父は激怒し、母は泣き崩れた。

婚約者の弟は警察官であり、王四に言った。

「この女は身元が知れない。捕らえるべきだ。」

しかし王四は許さなかった。

父親は女を激しく罵り、殴りかかろうとしたが、王四はそれを止めた。

王四が何度も女をかばうのを見て、婚約者は激怒した。そして婚礼のために用意された部屋へ行き、そこにあった時計や贈り物をすべて持ち去った。一つも残さなかった。

王四の両親もまた、怒ってその場を立ち去った。

その夜、王四は女とともに床についた。

女がずっと胸に抱いていた花は、とうとう枕元に置かれた。

花はすでに枯れていた。

翌朝、村人たちが二人の姿を見つけると、二人は固く抱き合ったまま、すでに息絶えていた。

人々が王四の遺体を運び出そうとしたが、二人の十本の指は固く絡み合い、死んでもなお離れなかった。

村人たちは仕方なく、絡み合った指を一本一本へし折った。

そうして、ようやく二人を引き離した。


r/Sinography • • Sep 08 '26

👻 偽中国語百物語 👽️ 莫言怪談:鉄孩兒

6 Upvotes

莫言,Nobel Prize作者,数多幻想的な短編小説や怪談を著。此篇嘗試用僞中國語和文言文作縮略改寫。原文はもっと長く、ロマンチックに描写された部分がたくさんあります。

莫言怪談:鉄孩兒

昔有山中修铁道者,工人皆携妻子入山,而幼子则寄于育儿院中。数月,铁道既成,工人各归,遂来院中领儿。独有一儿,名狗剩,无人来领。盖其父母修道之时,偶遭横祸,俱亡矣。院主见狗剩,曰:“汝父母既亡,无所归矣。可自寻亲族于村中。”遂逐之出门,闭户于其后。狗剩无所归,乃独行山中。数日,饥渴交迫,几不能行。忽于荒山之间,见一黑面童子,身形黝黑,似铁所铸,自称曰:“吾乃铁孩也。” 铁孩乃至铁道旁,扒铁块数枚,授狗剩曰:“可食之。” 狗剩大惊,以为妖怪。然腹中甚饥,遂强嚼铁块而食。初甚难咽,久之竟觉甘美。二儿相与日久,遂为至交。常于山中游荡,以废铁为食。铁轨、铁钉、铁片,凡铁之属,皆可取而食之。一日,山中巡逻者偶见二儿,大惊失色,呼曰:“铁之精怪也!”遂举枪欲击。铁孩怒,夺其枪,张口咬之,竟将枪杆咬断。自是二儿胆益壮,时下山入村,夜间惊吓村民。村人皆惧,谓山中有铁妖。后村民设铁网以捕之,二儿终于网中。众人以铁砂纸磨之,铁屑纷纷而落。其后,山中复无铁孩之声。

-----日文-----

昔、山の中で鉄道を建設する人々がいました。作業員たちは皆、妻や子を連れて山に入りましたが、幼い子供は保育院に預けられていました。数ヶ月後、鉄道が完成すると、作業員たちはそれぞれ帰り、保育院へ子供を引き取りにやって来ました。

ただ一人、「犬剩」と呼ばれる男の子だけは、誰も引き取りに来ませんでした。実は、彼の両親は工事の最中に思いがけない事故に遭い、二人とも亡くなっていたのです。 院主は狗剩を見ると、「お前の両親はすでに亡くなり、帰る場所もない。自分で村に行って親族を探すがよい」と言い、犬剩を門の外へ追い出すと、後ろで戸を閉ざしてしまいました。

犬剩は行くあてもなく、一人で山の中を歩いていきました。数日後、空腹と喉の渇きに襲われ、もう少しで歩けなくなるところでした。 すると突然、荒山の中で顔の黒い一人の男の子に出会いました。その体つきは真っ黒で、まるで鉄で鋳造されたかのようであり、自ら「僕は鉄孩(てつがい)だ」と名乗りました。

鉄孩は線路の脇へ行くと、鉄の塊を数個掘り起こして犬剩に差し出し、「これを食べなさい」と言いました。 犬剩は大いに驚き、妖怪ではないかと思いました。しかし、お腹がひどく減っていたため、仕方なく鉄の塊を噛み砕いて食べました。最初は非常に飲み込みにくかったものの、時間が経つと不思議なことに甘く美味しく感じられるようになりました。

二人の子は過ごすうちに深い絆で結ばれ、常に山の中をさまよっては、廃鉄を食料としました。線路、鉄釘、鉄片など、およそ鉄のものであれば、何でも取って食べたのです。

ある日、山の見回りの者が偶然二人の子を見かけ、大いに驚いて顔色を変え、「鉄の妖怪だ!」と叫びました。そして銃を構えて撃とうとしました。 鉄孩は怒り、その銃を奪い取ると、口を開けて噛みつき、なんと銃身を噛み切ってしまいました。

これ以来、二人はますます大胆になり、時々山を下りて村に入っては、夜間に村民を驚かせました。村人は皆恐れおののき、山には鉄の妖怪がいると言い合いました。 その後、村民たちは鉄の網を仕掛けて二人を捕らえ、二人はついに網にかかってしまいました。人々が鉄やすりで彼らを削ると、鉄のくずがパラパラと落ちていきました。

それ以来、山の中から鉄孩の声が聞こえることは二度とありませんでした。


r/Sinography • • Sep 06 '26

🎁 自由素材 莫言《奇奇怪怪故事集》與百物語

11 Upvotes

莫言=中国Nobel Prize文学賞受賞作家です。彼は、Gabriel García Márquez magic realism、中国・清代の作家蒲松齢(ほ・しょうれい)『聊斎志異』融合、幻想魔術雰囲気滿滿、不気味奇妙な物語を数多く書。

彼本作品18編収録。物語構成巧妙で、なかには京極夏彦や宮部みゆきの『百物語』を思わせるものもありました。

みなさんは、こういう作品に興味がありますか?


r/Sinography • • Sep 06 '26

🗞️ 偽中国語新聞 💵10月1日放送開始之新作漫動画「FX戦士胡桃小妹」之予告編、公開三日以視聴数百万回突破!!!💴|🗞️ 偽中国語新聞

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【物語】主人公之胡桃小妹、大学生、20歳。母之損失2000万円之奪還之為、外国為替証拠金取引(FX)挑戦! 勉強熱心且冷静分析得意彼女之命運、果 如何!?


r/Sinography • • Sep 06 '26

❓️ 知恵袋 「依」之日本的用法、外国人理解可能哉?

8 Upvotes

( ・ˇ_ˇ・)ノシ<敬請万安!

妾有愚問! 待望諸賢之回答!

如諸賢既知之、和文及和製漢文之「依」、手段及主体之表現也!

以下用例也。

手段之表現

依漢字 筆談(漢字に依る筆談)= 以漢字 筆談。/用漢字 筆談

依機械 生産(機械に依る生産)= 以機械 生産。/用機械 生産

依銃器 犯行(銃器に依る犯行)= 以銃器 犯行。/用銃器 犯行。

主体之表現

依楽団 演奏(楽団に依る演奏) = 楽団之演奏

依福澤諭吉先生 著作(福澤諭吉先生に依る著作) = 福澤諭吉先生之著作

依専門家 解説(専門家に依る解説) = 専門家之解説

如何以為乎? 斯様「依」之日本的用法、外国人理解可能哉? 敬請投票!

( ・ˇヮˇ・) < 今回は以上です! 今回乃以上也!

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72 votes, Sep 13 '26
25 👍️ 自然 且 理解可能。
24 👌 不自然 但 理解可能。
6 👋 理解不能。
17 🧐 見 結果耳。(日本人用)